2015年6月15日月曜日

祝「ONE PIECE」ギネス世界記録

「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の
人気漫画「ONE PIECE」と作者の尾田栄一郎氏が
コミック全巻の累計発行部数がで320,866,000部
を記録し「最も多く発行された単一作家による
コミックシリーズ」として「ギネス世界記録」
に認定されました。
おめでとうございます。

1980年代「DRAGON BALL」「北斗の拳」
「スラムダンク」「キン肉マン」などのヒット作を
連載して週刊誌の王者に君臨した集英社の
「週刊少年ジャンプ」の人気に陰りが出た
1990年代半ばに若返りを成功させた作品の
象徴とも言えるのがこの作品でした。

連載当初はそれほど過去の大作と比べ
大人気でもなかったのですが、確実に
ファンを引き付けていきました。
当時学生だった世代が収入を得るように
なると単行本の売り上げは急増します。

特に目立ったのは、新刊だけでなく
1巻からの旧作も売上を伸ばしたことです。
当時少年少女だった世代が俗にいう
「大人買い」をして売上を押し上げたのです。
この異常な売り上げ部数がニュースになると
今まで漫画に興味のなかった層も購入する
ようになりさらに売り上げは加速しました。

昨年の総発行部数は約1200万部、
最新刊は発売1週だけで167万部と
一時から落ち着いたと言え、その数字は
他のコミック作品と比較しても桁違いです。
因みに文庫本で本屋大賞の「鹿の王」も
ピース又吉の「火花」も約50万部です。

ここでそとつ注目したいのは、CD売上が
ダウンロードで激減しているのに
それよりも若年層が対象のコミックは
未だに紙の本が売れていることです。
現在は「ウェブコミック」なるものがあり
紙離れは進んでいるはずなのです。
LINEやappleが音楽の定額ダウンロード
サービスを始めようとする今、音楽業界は
ここを研究することが、がビジネスチャンス
に繋がることかもしれません。