2014年12月31日水曜日

災いは終わらない

今年は世界規模の異常気象を中心に
イスラム国をはじめとする紛争、経済不況に大事故と
良い1年といえるものではありませんでした。

年末になってもフィリピンで台風発生、
インドネシアでの格安航空事故
来年も早々からいろいろとありそうな予感です。

日本の周辺も大変です。

中国が北京を中心とする公害問題と
人件費高騰からの経済の腰折れ
社会主義国家としての統制までも
揺らぎ始めています。

北朝鮮は、世襲ごとに体制が緩くなり
アメリカとの関係悪化に加え
中国も距離をおくようになってきて
いよいよ独立が保てなくなりつつあります。

韓国は大韓航空事件により
財閥と政治の癒着が国際的に表面化する一方
国内での内閣支持率も急降下
頼みの経済もサムスン不振で大変な状況です。

ロシアはサウジ、アメリカ、イスラム国等の影響で
石油価格下落によりソビエト崩壊以来の危機を
迎えています。

そして環境破壊による影響から
来年も気象異常が予想されます。
「何十年に一度の・・・。」と天気予報で耳にする
ことばも、やがて意味を失うことでしょう。

我々は対応していくしかありません。
今までそうだったから、去年どうだったから
なんてことは考えないことです。

幸いにも情報化社会である今。
情報を収集して、どうすべきかを
各々が判断していくしかありません。
来年が良い年であるためにも。

2014年12月30日火曜日

朝鮮半島が統一

ソニーがサイバー攻撃を受けたことから始まって
北朝鮮社会をコミカルに描いた映画
「ザ・インタビュー」は公開中止になるはずでしたが
アメリカの世論の後押しで結局は公開されました。

アメリカは北朝鮮がソニーに
サイバー攻撃したとしましたが
北朝鮮が反発し、緊張が走りました。

その直後北朝鮮は
一時的にネットが繋がらない状態になりました。
今もその真相は明らかではありません。

ここで、北朝鮮のネット事情が報道関係の番組で
紹介されました。

想像していたとおり、
実際にインターネットが使えるのは
上層部のみで、基本的に一般国民はネットは使えず
大学やホテルにはイントラがあり
常に国家が監視しております。

中国は国民がネットを利用できます。
常に国家が目を光らせている状態ではありますが
北朝鮮よりははるかに自由といえます。

北朝鮮には気軽に旅行に行けませんが
様々な情報を手繰り寄せると
中国、韓国、その他アジア各国とは
まったく違う世界のようです。

高層の建物もありますが、
基本的に昭和30年頃の感覚で
社会主義的な看板や公園などがあり
日本から近いわりに、想像を超える世界のようです。

韓国に近づく中国。
金融危機に直面するロシア。
頼りになる後ろ盾が揺らいでいます。
キューバがアメリカと国交回復していき
「社会主義」の意義自体も薄らいでいます。
今回の問題が大きくなると北朝鮮は
いよいよ窮地に追い込まれます。

北朝鮮は中国同様、指導者の力が弱まり
クーデターが起こる可能性も囁かれています。
韓国もサムスンの急降下で経済危機が
ふたたび見え始めてきた中
近々朝鮮半島が統一される可能性も
なくはありません。

というか、そうなってほしいです。
私が生きているうちに
北朝鮮へ旅行して、
その目で北朝鮮を見ておきたいですから。
ただ統一された国が
「ややこしい国」でないことを祈ります。

2014年12月29日月曜日

HERO:羽生結弦

前回のブログで、
フィギュアスケートの羽生選手について
オリンピック金メダル獲得でなく
グランプリファイナルを挙げた件について
知人から聞かれたため
今日はそれについて、ちょっと述べます。

韓国でのアジア大会、バドミントンの試合で
体育館の中で韓国選手に有利な風が吹いた件
覚えていますでしょうか?

韓国、中国のある程度の人々
日本でも「大阪のおばちゃん」と呼ばれる人々は
「道徳」や「ルール」ということを無視して
「勝利」を重視します。

フィギュアスケート中国大会、
試合前の公式練習での事故。
確かにあり得る事故なんでしょうが
あのぶつかり方は尋常ではありません。
故意にぶつかった可能性はゼロでないでしょう。

それが事故であれ、故意であれ
あそこで欠場してシーズンが終わっていたら
いろいろな意味で、後味が悪くなって
いろいろな問題が浮上していたはずです。

「無謀」という人もいますが
私は「勇気ある決断」と思います。

なにより、金メダルを獲得しても
優等生な発言ばかりだからなのか
軟弱に見えた「羽生結弦」と言う男が
内側に計り知れない闘志を持っていて
おそらくは、そこに至るまでの道のりも
その積み重ねと思えたとき
見た目と本質の違いを
改めて思い知らされました。

そしてNHK杯にも強行出場して進んだ
グランプリファイナルで見事優勝。
申し訳ないですが
オリンピック金メダル獲得と
比べ物にならないくらいの感動でした。

これからも、中国、韓国、中東諸国などでは
信じられないような行為が
スポーツであれ何であれ起こり得ることでしょう。
また欧米各国は自分たちに有利なルールへと
変えていく狡い手を使っていきます。
それらに我々日本人は毅然として
立ち向かわねばなりません。
それを実践した人が羽生選手なのです。

2014年12月28日日曜日

2014年のニュース

2014年皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私個人としては激動の1年でした。

今年の「10大ニュース」の類を
新聞、ネット、テレビいろいろやっていますが、
私が選ぶ今年のニュースは
「錦織圭、全米オープン準優勝」です。

私はテニスをするのが得意ではないですし
長々とテニスを見るのも正直苦手です。

正直伊達選手が昔引退した時点で
日本男子サッカーがワールドカップで
ベスト4に行くことができても
テニスの4大大会でベスト4まで
勝ち上がる日本人はいないと思っていました。

錦織選手も去年までは
上手いけど勝負に弱いイメージでした。
10年ほど前漫画、アニメで見た
「テニスの王子様」の越前リョーマのような
カッコよさはあるのですが、結局日本人は
テニスにむかないのかなという目で見ていました。

ところが、
技術的に上手い相手や長時間の試合になると
いい試合をしていても結局負けてしまっていたのが
全米オープンでは故障明けにも関わらず
長時間のフルセットを次々に勝ち抜いていったのです。

人は変われるということを
今年彼から教えてもらいました。

そして、日本人は無理と思っていたベスト4に進出し
「勝てない相手はもういない。」
と言う彼の姿を見て、彼以外の人には誰もわからない
「てっぺん」に辿り着いたアスリートの心境を垣間見ました。
それは決して「おごり」や「はったり」ではなく
自然に出てきた「感じた心」に聞こえました。

その大会はどうであれ、
日本人初のテニスのトッププレーヤー誕生の瞬間と
私は感じました。

異常気象、汚職議員、理研疑惑、幼女殺人など
悪いニュースが大半を占めた中、
青色LEDの日本人3名のノーベル賞受賞と
フィギュアスケートのGPF連覇の羽生選手
中でも錦織選手の全米準優勝は、
数少ない明るいニュースを届けていただきました。

ありがとう、錦織選手。
来年は4大大会優勝を目指してがんばってください。

2014年12月27日土曜日

アベノミクスの想定外

私も「この道しかない」派です。
しかし、安倍総理も「こんなはずじゃ」と
心の片隅で
思い始めているのではないでしょうか?

4月の消費税増税による消費の落ち込みは
ある程度計算していたでしょうし
いくら落ち込もうが、
それは過去の3党合意によるもので
「アベノミクス」とは関係ないので
全然気にしていないでしょう。

ひとつめの想定外は、
この夏の「異常気象」です。
これが原因で災害も相次ぎ
農作物への影響は
消費税増税から立ち直りかけた経済に
カウンターパンチを与えます。
この冬も大雪が相次ぎ
冬の終わりには東日本を中心に
杉花粉が大発生し、
レジャー産業に影響を与えそうです。

二つ目の想定外は
過度な「円安」「株高」が
逆に国民を苦しめたことです。
1ドル100円くらいで景気が上向いたため
日銀は調子に乗って円安に拍車をかけますが
この始末です。
株高も外国人投資家が興奮するだけで
一般国民は他人事になっています。
つまり、一定まで効果があったのですが
一定以上は逆効果となってしまったのです。

三つ目の想定外は
対策が経済の変化に追いつかないことです。

円安誘導に成功したものの
未だ企業は帰ってきません。
設備投資にまわされると思った資金は
円安にも関わらず、
史上最高額の海外企業買収という
結果に終わります。
賃金アップは
好調な一部の大手企業のみの実施で
大半の企業は先行き不安から
利益を貯めて様子見を決め込んで
やっと循環しかけたお金の流れを
鈍化させていっています。

来年は四つ目の想定外として
「鈍化の定着」が予想されます。
今年初めて払戻金が預金額を上回ったことや
11月に収入がふたたび減額となったため
この停滞は長引きそうです。

これまでにも何度か述べたとおり
国民の購買力が高まって景気はよくなります。
その根源を企業と位置づけたのでしょうが
これまでの円高とデフレで企業も進化し
政治が考えるような経済では
なくなってきているのです。

最近述べてきた
「エネルギー問題」
「地方への分散」
は景気回復とすべてリンクしています。
本日発表された経済対策ではダメです。
「この道」もなくなってしまうことのないよう
祈るばかりです。

2014年12月26日金曜日

沖縄県はどこの国?

翁長沖縄県知事が上京したニュースに因んで
本日は沖縄県について述べたいと思います。

まずはじめに申しておきます。
私の住む大阪にも大正区にはたくさんの
沖縄県人の方々が暮らしており
悪口を言うつもりは一切ありません。

その大正区のインタビューと
沖縄市内でのインタビューで
共通することがひとつあります。

「沖縄県内の米軍基地移設反対」を
声を大にして唱える人と
そういった人々に何も言えない
主張しない人のふたつに分かれることです。

原発問題に関しては最近になって
稼働もやむを得ないという意見が
ではじめていますが、近いものがあります。

沖縄県は日本全体から見ると
最果ての地ではありますが、
東アジア太平洋側のど真ん中に位置し
ロシアが海を求めて極東進出したように
中国は沖縄に進出したくてたまりません。

のんきな人は現実感がないかもしれませんが、
過去にフィリピンに駐留していた米軍が
撤退したとたんにフィリピン沖を制圧したことから
沖縄から基地がなくなれば、抑止力を失い
間違いなく中国がやってきます。

まずは沖縄県人を拉致するところから始まり
上陸したら強盗、強姦、殺人のような
不思議な事件が増えて混乱に陥るでしょう。
沖縄が沖縄国独立を主張すると中国は歓迎し
やがて一国二制度などと意味不明なことを言って
独立しているのか編入されたのか曖昧になってきて
いつのまにか中国に編入することが予想されます。

今年もベトナムなどと揉めて、
普通でも危険な国ですが、
今は統制がとれなくなってきたので
もっと危険です。

安倍総理と朴大統領が握手して朴大統領が
世論に遠慮して笑顔を見せなかったのは
大統領の支持率低下などから理解できます。
社会主義中国のナンバーワンたる習主席が
世論を気にして安倍総理に笑顔を見せられなかったのは
習主席の統率力の無力化の現れです。
力を持っているのなら笑おうが泣こうが
好きなリアクションをとれているはずですよね。
つまり統制がとれていないのです。
だから沖縄に進出するにしても
軍を統制できないので、犯罪多発を懸念するのです。

ふたたび沖縄に悲劇が訪れるのがわかっていて
それでも、沖縄が基地を反対する正しき理由は
沖縄が日本でないからだと思います。

首里城やことば、音楽もそうですが、
日本より中国に近いイメージが私にあります。
北海道にアイヌ文化が残っていても
広大の大地の中でぼやけますが
本州から離れ小さな沖縄県ではそうはいきません。
その点から言っても米軍を撤退させて
日本から独立したい気持ちも私なりに理解できます。

ただ私が沖縄県人であれば、日本人でありたいです。
そのうえで、米軍基地の利権で潤う構図ではなく
東アジアの中心地である地理的優位を活かして
世界のリゾートとしてのブランドを確立できればよい
と思います。

そこに辺野古の基地があっても、
それは邪魔者ではなく観光資源のひとつとして
ポジティブに考えていくことが大切だと思うのですが、
いかがでしょうか?

2014年12月25日木曜日

日本海でメタンハイドレート初採取

メタンハイドレートが日本海側で
はじめて採取されました。

メタンハイドレートは燃える氷と呼ばれ
石炭、石油に次ぐ新しいエネルギー源として
注目されており、日本列島周辺は
大量のメタンハイドレートが埋蔵されていると
言われています。

もちろん日本海側にも存在することが
予測されていましたが、
今日、それが証明されたわけです。

喜ばしいことではありますが、
問題があります。

尖閣諸島の沖合や、南シナ海を狙う中国の目的は
軍事的なもの以外に油田があります。
70年代のオイルショック以降、コストをかけても
石油を採掘する方向になり、多くの海底油田が
脚光を浴びました。
しかし我が国では、コストとリスクをかけて
海底から採取する努力をしなかったため
この分野の技術は発展途上状態です。

今回のメタンハイドレートいまひとつ話題にならないのも
「あっても、とれない」からです。
昔の炭鉱技術の応用で、本土の地下から坑道を掘り
採掘する計画ですが、時間と莫大な資金が必用です。

また既存の資源で潤う人たちは
逆にメタンハイドレートが煙たい存在のため、
莫大な資金の捻出元も定まりません。
海上から採取すればよいのかもしれませんが
技術もないし、環境問題も勃発するでしょう。

しかし目を背けてはいけません。

アメリカのシェールオイルが
石油価格を押し下げたように
メタンハイドレートが実用化される段階になると
日本に対するエネルギー輸入額は
間違いなく飛躍的に下がります。

これにより利益を失う一部の人を除き
多くの企業が外国から工場を呼び戻すばかりか
日本が資源国となりうる可能性もあります。

欧米の先進国の中で優良な国家は
たいていエネルギーを自国で賄えるようになっています。
日本も本当の先進国の一員となるために
ぜひ力を入れてほしいものです。

2014年12月24日水曜日

第三次安倍内閣の初仕事は、関電値上げ拒否。

本日、衆院本会議の首相指名選挙で
自民党安倍総裁が選出され
ほぼ同じメンバーでの
組閣発表もありました。

安倍総理が選出される少し前
関西電力が、経産省に値上げ申請をしました。

八木関電社長は
「停止中の高浜原発を再稼働できれば
ふたたび値下げをしたい。」とし
原発が動かせないので、値上げです。
と言っています。

前にも述べたとおり
私は原発絶対反対ではないですが、
原発が動いた前提で経営が成り立つというのは
企業として危険な状態であると言えます。

原発が動かなくとも、経営は成り立ち
原発が動いたら、膨らんだ利益で
原発の次のエネルギーを研究開発をする。
これが、電力会社のあるべき姿です。

また、アベノミクスが機能しないのは
賃金上昇が物価上昇に追いつけないからです。
消費税を10%に引き上げるためには、
企業に賃金上昇をお願いするだけではなく
物価を抑える努力をしなければなりません。
その元ともなるエネルギーコストが上昇すれば
物価はさらに上昇し、最終的にはデフレに戻ります。
電力料金値上げは他の値上げと意味が違うのです。

安倍総理が本気で経済を立て直すつもりなら、
その姿勢を誇示するためにも
迅速に関電の申請を不認可にして
強固な姿勢をアピールすべきです。
企業向けの値上げについても関電を指導して
値上げを断念させるべきです。
そのうえで記者会見を開くなどして、
物価上昇を抑える圧力を
関電以外にもかけるべきです。

今年は消費税による物価上昇もありましたが
天候不順による野菜や魚介類の不作も
誤算となったはずです。
不吉なことを言いたくはないですが、
「やり過ぎ」と思われるくらいやって
ちょうどかもしれません。

先ほどから「物価上昇を抑える」ことを強調して
それならデフレ誘導ではないか?と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
需要があっての供給です。
まず、一般庶民の購買意欲が高まってこそ
デフレを脱却し、経済が成長するのです。
今日発表のアメリカの7月9月のGDP値が
それを証明しています。

関西電力は、本当に経営努力でも
どうにもならないのであれば
一度破綻してみてはどうでしょうか?
どうせ、自由化が進むと潰れる会社です。
早い方が、痛みは小さくて済みます。

本気で再生を目指すなら
役員報酬カット等を打ち出し、誰もが理解できる
「本気の姿勢」を見せていただきたいものです。
これは、新しい安倍内閣に対しても同様です。

2014年12月23日火曜日

税制について考えてみた

遅くなりましたが、今年の漢字「税」について
つぶやきます。

「税金は取りやすいところから取る。」
その考えに従い、消費税を5%から10%に
上げるつもりでしたが、先の衆議院選挙を控え、
二段階で上げることになりました。

ところが、政権が変わり、増税が
安倍総理による経済政策の足かせとなったため、
「二段階目の増税を延期させてほしいのですが、
よろしいでしょうか?」
というのが12月14日の衆議院選挙でした。

消費税が上がるのは、
私のような低所得者には厳しいことですが、
国が借金漬けの今現在、
仕方のないことかもしれません。

しかし、問題はこの状況下で
無くなろうとする「税」があることです。

たとえば「ゴルフ場利用税」です。
消費税と重複すると言われますが
私は割増してもよいと考えます。

消費税10%になった時導入予定の「軽減税率」は
検討に時間がかかるのと、運用の難しさから、反対です。
それよりも、明らかな贅沢品、贅沢なサービスに
消費税率を20%にする「加算制度」を設ければよいと思います。
具体的には、新幹線のグリーン車や飛行機のビジネスクラス、
宝石貴金属類、ゴルフ場のプレー費用も含まれます。

「ゴルフは贅沢なスポーツではない」という意見がありますが、
間違いです。
昔、あるDJがアメリカ映画を見て
「俺はこんなちっぽけな家で暮らして老いていくんだ。」
みたいな台詞を、自宅の庭で、家族とバーベキューを
しながらぼやく場面があったそうで
「日本人から見るとすごくお金持ちに見えるのだけど・・・。」
と、言っていました。
たとえば、土地のあるアメリカで、
ゴルフは普通のスポーツかもしれませんが、
土地のない日本では事情が違うのです。

この「加算制度」は、安易に「いくら以上」と
金額を設定できないところです。
そうすると販売店のダンピングに繋がります。
しかし、一言に自家用車にしても
自動車は地方の重要なアクセスである一方、
2シータースポーツカーは明らかに贅沢品です。
この場合、一般車と贅沢車に分けて、
ナンバープレートも差別化していくなど
個別の改革が必用となります。

外国人旅行者の購買力を上げるため、
消費税の免税をしていますが
あれも必用ないです。
外国人観光客が今後の日本の重要な収益源に
なることは理解しますが、円安は別にしても
外国人観光客にはそれなりの購買力があります。
それよりも、成田、関西、中部の着陸料を
国が援助して、経由便を1便でも多くすることです。
観光客の少ない最大原因はアクセスなのです。

以前のブログでも述べたように
という大規模な税制改革も必要です。
二重課税の疑問があったり、外国シフトを防ぐ目的からも
法人税の撤廃は近い将来検討されますが、
その際には「地方創生税」として法人税より多い収入を
関東圏から搾り取るべきです。
これにより経済と地方の問題が一度に解決します。

本日景気対策についての予算や使い道について
報じられていましたが、皆様ご想像のとおり
あのような中途半端なことは
やるだけ税金の無駄です。
こういう場面でこそ、黒田総裁を見習うべきです。

まだまだ言いたいこともありますが、
今回はかなり長くなってしまったので、
ここまでです。
また、機会がありましたら、
つづきをやりたいと思います。

2014年12月22日月曜日

JR東日本が東京駅100周年を破壊してまで教えてくれたこと。

先週土曜日、東京駅開業100周年を記念したIC乗車券
「Suica(スイカ)」の販売が、販売中に中止されました。

1万5000枚限定販売で、ひとり3枚まで購入できるもので、
徹夜で並ぶことは禁止されていました。
しかし、現実は始発電車で朝5時過ぎに東京駅に到着して、大急ぎで
現場に行くと徹夜で長蛇の列がすでに完成されている状態でした。

その2時間後、徹夜で並んだ人の大半が購入した時点で
安全が確保できないとして、販売中止のアナウンス。
東京駅到着時点からフラストレーションが溜まっていた
始発で並んでいた人を中心に、怒りが大爆発します。

駅員も前日から徹夜をしている人がいることを知りながら放置し、
当日も整理券を配布するという準備もなく、、警備誘導を怠り、
販売中止に対しても謝罪の言葉はなかったそうです。

まず、第一に思うのは、鉄道輸送に携わる企業であるにも関わらず
一番重要な「安全とサービス」がまったくできていなかったことです。

ここは真摯に反省し、今後の対応を考えていただかないと
大きな事故に繋がりますし、万一の事故が起こった際の対応力も
問われてしまいます。

次の問題は、転売目的で買う人がいることです。

ネットの普及でi-phoneや妖怪ウォッチなど
オークションで転売することを目的に購入する人が増えて
限定→徹夜→購入→転売
の構図が一般化してきています。

ネットの噂では、販売中止を告げる駅員に対する罵声の中に
「それじゃあ、転売できないだろ!」と言う声もあったとか。

まず売る側も、できる限り需要を予想して供給する。
国内大手オークションサイトも、特定の商品については
協定して協議していくことを検討してもいいと思います。

本日、JR東日本が希望者全員にSuicaを販売することを
発表しました。
これを販売中止の時に発表できれば、これほどのことには
ならなかったと思います。
この部分は「事故」が起こった時の「対応」にあたります。

今回オークションサイトで高額に購入してしまった人もいます。
購入する側も、これを機に冷静になるべきだと思います。

我々日本人は、古くから「礼」や「徳」を重んじ
先のワールドカップの観戦後のごみの持ち帰りで
世界からも一目置かれている立場なのです。
売る側も買う側もこれを教訓にしていかねばなりません。
日本のモラルが問われます。

2014年12月21日日曜日

今年のベストソング、作曲者は74歳。

オリコンから2014年の年間ランキングが発表されました。
上位はほぼアイドル人気グループで埋め尽くされています。
私個人は「ヒット曲ランキングは2007年頃に
事実上消滅したもの」と思っています。

だからといってAKB48を批判しているのではありません。
AKB48はグループとしてはかなり苦労して花開いたからです。
「握手券をCDにつけ、ひとりに複数枚買わせるから売れて当然。」
と言われていますが、最初の頃はベスト10に入るのがやっとでした。
しかしすぐに結果がでなくても、地に足をつけ継続をします。
2009年上半期時点ではアニメ「けいおん!」のエンディングテーマ
「Don’t say ”lazy”」に届かなかった売上が、その年の暮れ
「RIVER」で初の初動10万枚超えと1位を獲得して紅白歌合戦初出場、
翌年「桜の栞」で初動30万超え、次の17枚目のシングル
「ポニーテールとシュシュ」で、人気を不動のものとします。
女性アイドルでデビューから4年でブレイクは決して早くはありません。

前置きが長くなりましたが、今回は私のベストソングを発表します。
2008年、嵐が年間ベスト3を独占した頃から、オリコンの上位曲と
私が「良い」と思う曲が一致しなくなってきました。
もちろんそれまでも、好みの問題ですから、完全一致はないものの
みんなに愛される曲がヒットするのが当然と思っていました。
1977年9月頃から約1年間、「ピンクレディー」が1位を占めた時期も
ありましたが、長くは続きませんでした。今回は終わりのないトンネルです。

アニメ好きな私は2007年頃からアニメソングのほうが
むしろポップに聞こえてきて、独自にベストソングを決めています。
今年のベストソングは
10月15日リリース竹達彩奈の「齧りかけの林檎」です。

いいと思う曲を買うつもりで
動画サイトのアニメソング特集を見ていました。
大阪で放映されていないアニメの曲ではありましたが、
「齧りかけの林檎」のサビが気に入ってネットで購入しました。
届いたCDの歌詞カードを見て驚きました。
久々に聞く作曲者だったからです。
カバーソングだったのかと少しがっかりしましたが
ネットで調べるとどうやら書下ろしのようでした。
しかも生年月日から言って74歳、そりゃ久々のはずです。

主な代表曲は
「ブルー・ライト・ヨコハマ」 いしだあゆみ
「また逢う日まで」 尾崎紀世彦
「ロマンス」 岩崎宏美
「木綿のハンカチーフ」 太田裕美
「魅せられて」 ジュディ・オング
「スニーカーぶる~す」 近藤真彦
・・・そうです。筒美京平氏なのです。

関連動画を見て初めて知ったのですが、
アニメの曲も古くから携わっていて
「サザエさん」「怪物くん」ロボットアニメでは
「重戦機エルガイム」も手掛けています。

今年の夏に香川県の野外音楽広場「テアトロン」に
小田和正氏のコンサートを見に行きました。
私が生涯で一番お気に入りのミュージシャンです。
小田さんの話は後日改めていたしますが、
会場内を歌いながら走り回る小田さんを見て
「すごく元気な66歳(当時)だなぁ。」と思いました。
今年のオリコン年間23位のアルバム「小田日和」は
往年の勢いこそないものの、「愛になる」など、まだまだ
すばらしい曲であふれています。

しかし、上には上がいるものです。
一般にアーチストは年齢を重ねるごとに作品が
創れなくなると聞きます。
古くは自殺した芥川龍之介、最近ではそれが原因で逮捕に至った
「チャゲ&アスカ」のアスカなどが、有名です。
この件については「アイデアが枯渇する」場合と
「よりよいものを作ろうと考えすぎる」場合があり
40代以降第一線で活躍すること自体難しい「芸術活動」を
70歳を越えてしているだけでも尊敬します。

「齧りかけの林檎」を買ったのは、先にも述べたとおり
サビの「あまくて切ない わたしのココロ
齧って逃げた子 だーれだ」の「だーれだ」で
「すばらしい落とし方、いまどきこんなメロディを創れるのは
桑田佳祐氏くらいかな。」と感動したためですが
桑田氏にも影響を与えた筒美氏なら納得です。

もちろん詩もアレンジもアーチストも含めての
今年のベストソングなのですが、
改めて筒美京平氏のセンスに感動しました。


ありがとうございます。

2014年12月20日土曜日

関西電力は未来永劫「原子力発電」を続けてまいります。

関西電力は単に消費者をナメているのではありません。
消費者を騙さないとやっていけないのです。

もちろん燃料の仕入れ価格交渉などの怠慢もありますが
根幹から長い年月をかけ腐っていることは否めません。

安易に比較できませんが、関西電力は日本で一番
原子力発電に依存していると言われています。
今回の値上げ理由も簡単に言うと、
原発再稼働が遅れているからです。
経済評論家からは、
関西電力の体質の問題と指摘されています。

以前も述べたとおり、現在保有の核燃料を使い切る目安で
原発を稼働させることは必用だと思います。
その間に、地熱やメタンハイドレードでの発電の実用化に
向けていかなくてはなりません。

しかし、原発が稼働することで、
なんとか営業が成り立つ体質であれば、
次世代エネルギーの実用化ができるのか疑問です。
私は今回の値上げ申請に、
国は「NO」を突きつけるべきだと思います。
さもないと原子力発電所のない未来に、
関西電力は生き残れません。

大株主の大阪市の長たる橋下市長は
お怒りになるかもしれませんが
もし値上げができず経営が悪化した場合は
ただちに産業再生機構が介入し
大改革による体質改善をするべきだと思います。

2014年12月19日金曜日

関西電力は世界一高い電気料金を目指します。

12月17日東西の電力会社から電気料金について
異なる発表がありました。
東京電力は1年間値上げをしないというものでした。
一方関西電力は来年4月から値上げをお願いしたい
というものでした。

なぜ、同じ電力会社で違うことを言っているのでしょうか?
もちろん、関西電力は東京電力に売上は及びませんが
営業利益は中部電力の1割に満たない金額
となっています。

そもそもアメリカのシェールガスの影響で
原油価格が暴落しています。
それによりロシアの経済は揺らいでいます。
原油価格と連動する価格契約をしていることが、
日本の液化天然ガスの輸入価格が他国に比べ
高価格になっている原因のひとつと言われています。
原油価格が暴落すれば、長期契約だからと諦めず
上手く交渉すれば、燃料費抑制も目論めます。

しかし、そうするには時間と手間がかかります。
努力の割に、売上も利益も大きくなりません。

関西電力は「仕入価格交渉をするのが面倒、
販売価格を上げるのは超簡単」言っているのです。

「値上げ?仕方ないね」
顧客サイドがそんなこと言っていると、
とんでもないことになります。

電力自由化に期待しても、ダメです。
関西電力管内の消費者がおとなしいと
関西の一般家庭だけが自由化から取り残され
世界一高い電気料金を払わねばならなくなるでしょう。