2015年6月6日土曜日

軍艦島(端島)の倒壊寸前の建築物が物語る地方創生

日本最古の鉄筋コンクリート製(RC)建築
このたび世界遺産に推奨されている
長崎県の軍艦島(端島)の中で
大正5年に建てられた、7階建て(地下1階)の
30号棟と呼ばれる建築物の写真です。
日本最古の鉄筋コンクリート製(RC)建築
と言われています。
倒壊寸前の状態にあり、世界遺産登録に向け
どのように補修するかが課題となっています。

高度成長期は大阪でも、世界初の自動改札機
や動く歩道など斬新なものの先駆けが存在
しました。
現在、最新の建築物というとほぼ首都圏に
集中しているといえます。間違えても地方の
小さな島がこうなることはなかったのです。

つまり、過去は日本各地で自由に発展を
してきたのですが、高度成長期が成熟し
高速鉄道、高速道路が全国に網羅されると
首都圏を中心とした日本に構築されたの
です。

地方創生相は地方がアイデアを出し
実践するよう奨励し、住民確保のため
子供の養育費を一部負担したり、住居を
与えたりする自治体もありますが、
国がアイデアを出し、地方から首都圏に
人がこないような工夫をする必要が
あります。

もはやひとつの地方や、特例区域的な
方法では地方創生はできないことを
認識してほしいものです。

軍艦島全景