2015年6月23日火曜日

コンビニに見る日本の不安

コンビニはある意味日本を映す鏡の
ようです。

たとえば、コンビニが全国展開を始めた
1980年代からゴミ問題が深刻化して
大都市での分別回収などが始まります。

コンビニだけでなく弁当屋の登場もあり
ますが、この頃からテイクアウトの
お弁当が普及したことが要因です。

もともとセブンイレブンの名前の由来の
とおり7時から23時営業から、バブル期
には大半が24時間営業となります。
このころからエネルギー問題も深刻に
なってきます。

そして労働力問題です。

もともとは小規模小売店という形態で
ありましたが、店内でおでんや唐揚げ、
最近ではコーヒーを入れることもあり
飲食店の要素も持ちます。
また、公共料金の支払いなど金融機関
が行う業務もあれば、ネットで買った
商品をコンビニで受け取るという
郵便局のような業務もあります。

これを通常二人の店員が3交代くらいで
賄いますが、大手チェーンでよく見る
光景は、先輩がサボって実質一人で
働いている姿です。

これに加えてネットのニュースでは
ガソリンスタンド業務も試験的に始める
店舗があるそうです。

業務拡大、効率経営で利益拡大と
いうバブル後よくある経営戦略ですが
高齢化する労働力が対応できるの
でしょうか?
また、コンビニが業務幅を拡大する
ごとに従来の業種店舗が経営難に
陥っており、経済面でも決してプラス
とは言えません。

某牛丼チェーンは労働力不足が解消
したとして24時間営業を再開したそう
ですが、相変わらず労働者不足は
解消していないようです。

今後もコンビニ業界は業務が複雑に
なると予想されます。それによって
コンビニに就労できる人も限られて
きて、労働力不足になるのは必至です。

まさに日本を映す鏡です。