2015年6月20日土曜日

地方創生失敗の序章

予てから「地方創生」と銘打って
地方による地方の再生を目指した
ところで、確実に失敗することを
述べていましたが、現実のものと
なりそうなニュースが舞い込みました。

プレミアム商品券転売の問題です。
1万円で1万2千円程度の買い物が
できるこの商品券の差額は
地方創生のための税金で差額を
負担しています。
ここをついて、ネットオークションで
たとえば、1万2千円の額面の券を
1万1千円で販売し、1千円の利益
を得ようとしているのです。
しかしこの商品券は税金を投入して
いるのにも関わらず、転売を禁止する
法律が整備されていないのです。

また、地域外で使用できない以外の
ルールがないため、コンビニや
百貨店でも使用可能な自治体の
商品券もあります。従来地元を
賑やかにするためのものですから
全国チェーン店で使用できるという
ことも転売と同等です。

「バラマキ」
今回の騒動で結局囁かれるのは
このキーワードです。

しかし私は法律を整備して、
万全の体制で臨んだところで
一時のブームに終わり地方創生
には間違いなく貢献しないことを
断言できます。
首都圏から収入を得てそれを
地方に流れる循環を作らないと
一極集中を緩和する手段はあり
ません。

今後も地方創生にまわる税金の
無駄遣いは続出します。