2015年6月19日金曜日

湾岸線延伸


阪神高速の計画路線















阪神高速の計画路線に湾岸線延伸があります。
新しい埋立地を作ると必要なのはアクセスです。
たとえば大阪港沖に埋め立てられようとしている
土地も道路がなければただの浅瀬です。
とりあえず陸と繋げるだけではとりあえず土地と
言う以外ありません。
埋立地に価値を与えるには利便性が求められます。

たとえば北港JCTまで自動車専用道路で結び
湾岸線に逃がす計画なのでしょう。しかし、その
湾岸線が六甲アイランドで行き止まりの今、この
延伸は1日も早く実現せねばなりません。
なぜ実現しないのでしょうか?

もちろん臨海部の道路なので、大規模な橋梁や
埋立地につくる高架で建設コストがかかります。
しかし最大の問題は須磨区を中心とした神戸が
同意しないからです。
神戸市としてはこれから高齢化して車が減るのに
新たな道路は必用ないのではないかという立場で
みているのです。
しかし、国道43号線の騒音や排ガス問題で、
トラックなどの大型車は湾岸線にまわるよう指示
され、今後埋立地が増えると臨海部の車の流れは
むしろ増えてくると見込まれます。
逆に延伸しないと尼崎や西宮の交通問題は停滞
したままなので、尼崎市や西宮市ももっと真剣に
考える必要があります。

実際神戸市も六甲アイランド沖などに埋立地を
つくっているわけですから、わかっているはず
なのです。
ここにも、難しい問題を先送りにする政治の
悪い部分が垣間見えます。