2016年3月8日火曜日

讀賣ジャイアンツで高木京介投手の野球賭博関与

昨年10月に福田聡志投手(32)、笠原将生投手(25)、
松本竜也投手(22)の3投手が野球賭博に関与していた
ことが発覚し、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーが
無期失格処分の裁定を下し、契約の解除を発表していた
プロ野球讀賣ジャイアンツで高木京介投手の野球賭博
関与が今夜発表されました。

なぜ、讀賣ジャイアンツからだけ、これほどの賭博関与が
発覚するのでしょうか?

ひとつにはプロ野球12球団の中で、この球団だけが
特別な環境にあることにあります。
近年こそ観客動員がパッとしませんが、首都東京の
人気チームで、スポンサーも安定し、黙っていても多額の
収入の得られるチームです。しかも阪神タイガースや
ソフトバンクホークスと違い、収入があるだけではなく
巨人軍で引退した有名選手はその後のメディア活動も
たいてい保証されます。
このような恵まれた環境から、巨人軍で選手生活を送る
のと、その他のプロ野球球団で選手生活を送るのでは
大差があるのです。
ある番組でも「推定年俸はだいたい当たっていますが
巨人選手の推定年俸は推定より高いのが相場」と
言っていました。

このような特殊環境でプレーする選手は他球団と
違うということだろうと思います。巨人で活躍しつづけたい
という思いから清原容疑者が覚せい剤をはじめたという
噂もあります。
この巨人軍の体質を変えるカンフル剤は、政治経済同様
ホームグランドを地方移転させることです。
思い切って四国や沖縄に移転すればプロ野球のためにも
いいことだと思うのですが・・・。

この件で、後に元巨人エース槙原氏が「我々入団した
当時は、先輩が巨人の選手なら、こういう人とつきあえ、
こういう車に乗れとかいろいろ言われたが、今はその
ような人間関係がない」と言っていました。当然です。
フリーエージェントや金銭トレードで他球団から実力選手を
引き抜きつづけていると、そういう関係は希薄になります。
お金で強化された球団はお金で崩壊しても不思議では
ありません。