2016年3月20日日曜日

小豆島高校樋本主将の選手宣誓

今から92年前、第1回全国選抜中等学校野球大会が
開催されました。その翌年に創部された僕の野球部は
来年の春、高校の統合にともない新しく生まれ変わります。
当たり前にあった景色がなくなる。その重みを僕たちは
忘れたくありません。当たり前にある日常のありがたさを
胸に僕たちはグラウンドに立ちます。
そして支えてくださる方々を笑顔にできるよう気迫を
前面に出し、全身全霊でプレーすることを誓います。

本日開幕したセンバツ高校野球で小豆島高校の樋本主将が
言った選手宣誓文です。
私は、縁あって過去に小豆島高校に行ったことがあり
昨年香川県大会優勝後、四国大会初戦負けしたものの
県大会で破った高松商業高校がその後の全国大会で優勝
したため、出場の可能性があると知った時から密かに
応援していました。
現在小豆島には、小豆島高校とプロ野球阪神タイガースの
初代ドラフト1位を輩出した土庄高校があります。
この二つの高校が人口減少から統合されることを、今回
出場が決まり、はじめて知ってショックを受けました。
かつては20分毎に運行していた路線バスも廃線になった
状況から過疎化が進んでいることは伺えますが、学校が
減るということは、ほんとうにショックなことです。

大阪でおこなわれている大相撲春場所で1横綱2大関を
破った前頭筆頭の力士琴勇輝も小豆島出身です。
この春は全国に「小豆島」の名前と場所を全国のたくさんの
人に覚えてもらい、観光産業が盛り上がり、若い人が
集う島になることを願います。