2016年3月2日水曜日

大阪都構想に拘る、おおさか維新の会の謎

私は一大阪市民として、大阪府と大阪市の
二重行政には反対で、大阪都構想を立上げ
ようとする意味も理解します。
しかし、おおさか維新の会の大阪都構想に
不信を抱くところもあります。

そのきっかれは、特別区の区割りで
私が大阪市を5つの特別区にすべきかどうか
の住民投票(世間では大阪都構想の信任投票
と呼んでいるもの)は反対しました。
私のような、都構想に賛成だが、区割りに反対
する少数派の分、都構想は一旦頓挫します。

その少数派意見を尊重して、新たな区割りを
検討するおおさか維新の会に対し、現在の
区割りを統合して権限を強めようという案を
公明党が示していますが、市と府の二重行政
をなくすためには、かならずしも大阪市を
なくさないといけないのでしょうか?

たとえば、大阪府全体を大阪市とする特別市
というものをつくってはどうでしょう?
現大阪市を8~9ほどに統合したうえで、
周辺の市や町も大阪市にして、たとえば
大阪市吹田区とか大阪市岬区とかに
するのです。
別に府が市を飲み込まなくても、府と市が
一体なら同じはずなのに、なぜ都構想に
拘るのでしょうか?

大阪市の吉村市長は市民にもメディアにも
そこそこの信頼を得ているようですが、
私はまだ、市長に相応しいかどうかの
判断ができません。
大阪都構想に拘るのではなく、そもそも
大阪都構想は二重行政撤廃の手段の一つと
考えているかどうかが、吉村市長の有能無能の
判断基準と考えます。