2014年12月4日木曜日

大阪都構想

衆議院選挙を控える我が国ではありますが
私の住む大阪では「大阪都構想」が
「大阪維新の会」により強行に進められています。

「強行」と言いましたが、選挙協力しながら
都構想に否定的な公明党や多くの保守系勢力の中、
目的に真摯に向かう松井知事、橋本市長を
私は心から支持しております。

「大阪都」と言う呼称に違和感はありますが
二重行政の無駄を省き、税金で賄われる人件費削減は
大阪再生に必須だと思います。

ただ住民投票まで進んだ場合、私はNOと判定します。
維新の皆様が思う以上に、大阪は弱体化しています。
このまま単純にシステムが替えられたとしても
収入源と支出増加に歯止めが立たないと思います。

まずは、企業育成や東京に移転した大手の本社奪還の
計画を並行して考えておかないと、手遅れになります。

区割りも、現在の大阪市の状態なら、淀川特別区(淀川以北)、
北特別区(淀川以南現六区)、南特別区(安治川、大川以南現六区)
住吉特別区の四区以上の分割は区と区の間に格差が生じます。
そもそも水の都として栄えた大阪を、
川の流れを無視して区割りをするのは傲慢にしか映りません。

どうしても現状の区割りで進めたいなら、
リニア中央新幹線での大阪のターミナルを京橋駅の東側に造成、
関空からリニアで市内を結ぶアクセスを大阪駅ではなく弁天町にして、
大和路線、阪和線の環状乗入を廃止して阿部野橋周辺を再々開発。
各区に大阪駅クラスのターミナルを備える必用が不可欠です。
一見不便に見えるかもしれませんが、
これだけでも単純に経済効果はあるはずです。

もう一度言いますが、都構想には賛成です。
私の想い描く未来の大阪は、一旦都構想が拒絶された後にあります。
もし、住民投票までこぎつけてうまくいかなくても
大阪維新の会の皆様は大阪に裏切られたと思わずに
最後の最後まで、その命が尽きるまで、
今思っているよりも、長い長い戦いを戦い抜いていただきたく思います。