2016年12月3日土曜日

3月のライオン

1位 3月のライオン (252)
2位 終末のイゼッタ (243)
3位 ユーリ!!! on ICE (238)
4位 ドリフターズ (196)
4位 舟を編む (196)
これは「あにめのめ」でおこなっている10月~12月期の
新作アニメ投票先週末時点での上位5作品です。
(()内はのべ投票数)
今回は現時点1位の「3月のライオン」についてです。

3月のライオンは羽海野チカが2007年から連載している
漫画のアニメ化で、現在NHK総合テレビで放映中です。
NHKということで知名度があり現在1位かもしれませんが
私は正直好きにはなれません。
それは主人公がいかにも不幸そうに物語が進行している
からです。

主人公・桐山は、幼いころに交通事故で両親と妹を失い、
孤児となり父の友人である棋士に内弟子として引き取られ、
15歳で将棋のプロ棋士になります。本作は高校に入学し
単身東京で生活をするところから始まります。
確かに幼くして家族を失うことも引き取られた家での確執も
不幸なことです。しかし彼は稀な才能で将棋の世界で躍進し
若くして自立できる収入を手にしています。
しかもライバルであり友人の二階堂君や明るい川本三姉妹に
支えられて生きています。
この環境が不幸で悲しいものなのでしょうか?

主人公は一貫して口をへの字にして悲しそうな表情を
していますが、本当に不幸な人間から見ると腹ただしくて
しかたない絵柄です。
唯一の救いは川本三姉妹で、主人公になった気分で
癒される為に現在も視聴していますが、なぜこの作品に
人気があるのかは本当に疑問です。