2015年9月8日火曜日

渋谷駅周辺再開発

45年前の1970年、大阪で国際万国博覧会が
開催されていたころ、都市の規模としては東京と
大阪はそれほど大きな差はなかったと思います。
その後大阪が人口減少にあえぐ中、バブル崩壊
後に東京の一極集中が浮き彫りになってきます。
その象徴となる街が「渋谷」だと思います。

IT時代の創成期はアメリカのシリコンバレーに
対抗して「ビットバレー」と称されIT企業が集積
する反面、渋谷109に代表するような女性の向け
ファッションの牽引をして、銀座や池袋を超える
ブランドを得ました。

しかし、そもそも渋谷と言うほどの谷間の街
であるため、渋谷駅周辺はそれほどスケール
が大きいわけではありません。
そんな中注目されているのが、渋谷駅周辺の
再開発です。昔、私が渋谷駅を不便に思ったのは
「東急渋谷駅」と称しながら、東横線は地上駅で
田園都市線は地下鉄乗入れのため地下駅に
なっており、切符売場や改札の場所が違い
はじめてだとわかりにくいところでした。
JRで訪れる際も、山手線だといいのですが、
埼京線だととんでもなく歩かなければならない
不便さがありました。

すでに東急東横線は地下鉄副都心線との
乗入で地下に駅が移設されていて、空きに
なった東横線の渋谷駅跡にこれからJR埼京線
の渋谷駅が移設されるそうです。
そのうえでさらに高層ビルを建築するそうですが
新宿駅や池袋駅に比べて、乗換えが不便で
混雑するイメージの渋谷駅で、これ以上人の
流入するスペースを設けて大丈夫なのか心配
です。

JR、東急、京王、東京メトロの相互乗換が
簡単に、スムーズに、込み合うことの無いよう
配慮したうえで、新しい施設を考えてほしい
ものです。
とあるサイトでは東急田園都市線と東横線の
最短の乗換方法と、混雑をさけて迂回する
乗換方法が説明されていましたが、新しく
再開発した駅でどうして迂回して乗り換えるのか
まったく意味不明です。