2015年9月30日水曜日

阪神タイガースの来シーズン

プロ野球パリーグで現在最下位に低迷する
楽天の来シーズン監督に梨田昌隆氏が就任
することが濃厚になっています。
阪神タイガースファンの渡しとしては非常に
ショックなニュースです。

阪神タイガースは1985年の日本一のあと、
主力選手の後継者が力不足であったため
長らく低迷します。
1999年野村克也監督が就任後も最下位に
甘んじますが、野村監督はドラフト会議など
新戦力拡充にも口出しができることを監督
就任の条件に引き受けたため、在任中に
赤星、狩野、沖原、藤本選手などを育てます。
2002年星野仙一監督が阪神を見た最初の
コメントは「なんでこんなにいい選手が揃って
最下位に低迷してるんや!」です。
徹底的に勝ちにこだわった野球を選手に
叩きこみ、FAで獲得した金本などの活躍で
2003年は独走で優勝します。
その年に鳥谷、翌年は能見、よく翌年岩田
選手をドラフト1位で獲得しますが、
それ以降球界を代表する活躍を見せる
選手は藤浪以外日本人ではいないのが
現状です。

つまり野村監督が走塁で攻める野球を掲げ
星野監督が勝ちにこどわる野球で選手を
育てて以降、岡田監督で2005年優勝し
真弓、和田監督もそれなりに成績を残して
いますが、ここ10年は一流選手が十分に
育てられていないのです。

この現状を考えると、OBではなく、外部で
実績のある指導者を監督に招聘して、新しく
一流選手を育てることが急務です。
OBを指導者にしたいのならその監督のもと
一流選手を育成できる指導者となるために
コーチとして入閣させるのです。

現状で実績でも年齢的にも、これを満たせる
のは梨田氏が最適と私は考えます。
そのもとで、金本氏や矢野氏に次の監督と
なるための経験を積ませるべきです。
今仮に金本氏が監督に就任したとしても
よほどスタッフが有能でなければ、苦労する
のは目に見えています。

今季は試合で後手後手になって負ける
ケースがよくありましたが、オフも同じ展開に
なりそうで心配です。