2015年3月29日日曜日

漫画原作のテレビアニメ

漫画原作をテレビアニメ化する場合
漫画を発行する出版社が
人気連載漫画をさらにファンを増やし
売上を増やそうという思惑があります。

昨今深夜アニメ作品が乱発されるのは
アジアに動画作成の一部を委託して
コストを削減していることもありますが
アニメ作品を放送することにより
出版社、レコード会社、ゲーム会社が
スポンサーにつき潤っていることも
挙げられます。

しかし、たいていの場合、
連載中の作品がアニメ化されると
連載より放送のスピードが早いため
アニメとしてはつまらなくなることが
多々あります。

2015年冬季アニメでは
「寄生獣」「四月は君の嘘」「純潔のマリア」
など連載中でなかった作品が多かったため
(「四月は君の嘘」は放映終了直前に連載終了)
構成もよく、弛みもなくよい作品が多かったと思います。

ただ漫画の面白さとアニメの面白さが違うためか
この冬のアニメで一番よかったものは何かと
問いかけると「アルドノア・ゼロ」「サイコパス」といった
オリジナルアニメからコミカライズ化というパターンの
アニメ作品になってくるから不思議です。

言いかえれば「漫画原作」のアニメ化は
放映前から何らかのハンディを背負っていると
言えるのではないでしょうか?

であれば
出版社はアニメ化するリスクも考えなくては
ならないので、私的には連載が終了したものか
連載中の第一部が終了した作品を
アニメ制作スタッフ全体で練り直し
放映するべきだと思います。