2017年1月22日日曜日

トランプ政権に対する日本政府の対応

トランプ大統領就任式は狙撃されることもなく
滞りなく終了しました。
安倍首相は「日米同盟」という言葉をしきりにだし
焦っている様子がうかがえます。

TPP離脱表明したトランプ大統領は、貿易協定を
2国間協定に切りかえます。すでに2国間協定を
している韓国では、莫大な損害をうけていると
報道されています。今後日本に求められるのは
いかに不利な2国間協定を結ばないかという
ところです。

焦っているとはいえ、そんな状況で「日米同盟」を
連呼する安倍総理の態度は疑問です。
なぜならば2国間協定がまとまらなくなった場合、
アメリカが自分の主張をごり押しするキーワードが
「日米同盟」だからです。
「アメリカ有利な協定を日本が結ばないなら、
日米同盟解消、安保もなしだ」というのが
最後の切り札なのです。

もちろん「日米同盟」は重要です。
しかし、それを貿易交渉の切り札にさせない
交渉術が求められます。
安倍総理は未だにTPPがアメリカにとっていかに
利益を産むか訴えたいと言っていますが
TPPに代わる協定をアメリカ抜きで結ぶ準備をし
アメリカに対しては一歩も引かない協議を
してほしいものです。