2017年1月15日日曜日

名古屋が大雪になりがちな理由

ここ大阪は本日も晴天なりですが、京都、名古屋、
広島は雪が積もっているようです。そんな中
名古屋が大雪になりがちな理由を解説します。

東京、大阪は日本海で発達した雪雲も、
たくさんの山が防御壁となるため届きません。
名古屋は伊吹山から鈴鹿山脈だけの防御壁なので、
これを超えられると大雪になるのです。
伊吹山の手前にも山があるのでは?と思われる
かもしれませんが、福井県と滋賀県の県境の山は
雪雲は突破しやすく、逆に琵琶湖で勢力を増すため
滋賀県彦根市は日本海並みの積雪地帯となっています。
この勢力を食い止めるのが滋賀県と岐阜県の県境の
伊吹山であり、鈴鹿山脈です。壁一枚なのです。





















たとえば大阪ですと日本海から大阪までには
大江山などの山地を抜けて福知山、和田山の盆地があり
さらに山を越えると篠山、亀岡などの平野があります。
亀岡の先が京都市街なので京都、特に北大路は雪が
よく積もりますが、大阪へ抜けるには妙見山などの
能勢の山地を越えなくてはならず、大阪には届きません。

この雪雲の流れは雪だけではなく、雨も同じです。
雨雲が伊勢湾~敦賀湾を通るコースは頻繁にあります。
名古屋に都がおかれなかったのは、このような事情から
かもしれません。