2016年9月7日水曜日

市が特別区になって二重行政がなくなるわけではない一例

8月28日に「特別区か総合区か」で大阪市を
5つの特別区にしても単純に2重行政は解消しない
と述べましたが、実際にすでにその問題はありました。





















これが計画の全貌らしいのですが、当然ながら
どこから手を付けるのかで、府と市の主張は食い違っています。

大阪府が求める中で北大阪急行延伸、大阪モノレール延伸は
ほぼ確実な状況の中、大阪市の求める路線は膠着しています。
そんな中、大阪市交通局の地下鉄事業民営化に
今まで慎重姿勢だった自民党市議団が今里筋線延伸など
4路線を建設するために大阪市が協力することで先日
「条件付き賛成」の方針を示しました。

この府と市の動きは
市が特別区になって二重行政がなくなるわけではない一例
と言えるのではないでしょうか?
今里筋線の延伸は間違いなく赤字になります。
府の延伸が続くからといっても無理な計画を進めるために
市営交通を民営化させる必要はないのでしょうか?