2016年9月21日水曜日

運用失敗したからといって、国民年金保険料滞納者の強制徴収をすべきではありません。

厚生労働省と日本年金機構は2017年度から
国民年金保険料滞納者の強制徴収の対象者を
年間所得350万円以上で未納月数7カ月以上から
300万円以上で同13カ月以上に引き下げる。
保険料の納付率が60%程度に低迷していることを受け、
納付率向上を図るため対応を強化、これにより
約9万人程度が新たに加わる見通し。 

ネットニュースからの抜粋です。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が
6兆円近い運用損をあげたため、危機感を持ったのでしょう。
私は厳しい意見かもしれませんが、強化するなら
年間所得130万円以上を強制的に行うべきだと思います。
ただしその時期は日本の赤字すべてをチャラにしたあとです。

どれだけ消費税をあげても、歳出をひきしめても
首都が東京で、税金で飯を食う人が税金を納めないなら
財政健全化はありません。
いま当たり前と思っているところをぶっ叩かないと
いい方向に流れが変わるはずがないのです。
このままだと普通、破綻するのですが、幸いにも日本円は
世界的に人気があり円高となっています。
よって最終的に日銀は大量に紙幣を印刷して、一旦赤字を
消して、年金資金を確保する荒業にでるものとみられます。

問題はその際、国際的な批判を浴びることになるので
国民にこういう負担をさせたという言い訳が必用です。
そのためのカードとして効果をあげるためには、
投資が失敗したからといって、今このようなことを
すべきではありません。