2015年11月24日火曜日

野々村竜太郎被告、まさかの裁判欠席

昨年、号泣記者会見で日本のみならず、映像配信により
世界にまでその名を轟かせた、野々村竜太郎元兵庫県
議員の裁判が神戸地方裁判所で午後3時開廷の予定
でした。ところが時間になっても野々村被告は現れず
裁判が中止となる前代未聞の事件が起こりました。

裁判前から自宅を取り囲む取材陣にナーバスになって
いたことはネットでも報じられていました。
報道情報によると本日朝、一旦自宅を出たものの取材陣
を見てパニックになり帰宅し、弁護士の説得にも応じず
午後3時になっても裁判所に姿を現さなかったため
裁判は中止になりました。

あの政務活動費の不正疑惑の記者会見の様子からも
うかがえるように、野々村元議員は明らかに精神状態が
不安定です。兵庫県議会議員選挙活動時はどのような
顔で活動していたのかわかりませんが、この人が当選
できるような地域の有権者、とりわけ投票した人が
この一連の最大の原因です。

単なる精神異常者であれば、この程度で済むかも
しれませんが、今後、万一テロリストなどが紛れると
本当にやっかいです。事実、過去にオウム真理教が
真理党として国政選挙に参加した経緯もあります。
選挙に投票できる年齢が18歳以上に引き下げられ
ますが、過去にネットの悪のりで、ニューヨークタイムス
の今年の顔の投票で田代まさし、プロ野球オールスター
ファン投票で川崎憲次郎を1位に祭り上げたことが
ありました。このようなおふざけ投票は絶対にやめて
ほしいものです。

そして、問題の核心はこの政務活動費です。
今回たまたま明るみに出ましたが、とりあえずお金を
渡して、報告をするシステムは問題です。企業なら
お金を建て替えて領収書、報告書と引き換えに
お金をもらうのが普通です。
国政はもっと問題で、月100万円、年1200万円を
国会議員に渡して、報告の義務すらありません。

消費税の軽減税率について、分野を広げたい公明党
に対し自民党は「ない袖はふれない」と慎重です。
私個人は脱税やズルの原因になりうる軽減税率には
反対ですが、「ない袖」とかいうくらいであれば、まず
己の文書通信交通滞在費、立法事務費、政党交付金
などを削減して透明化しろよと言いたいところです。