2015年11月23日月曜日

大阪崩壊の原因のひとつはJR西日本

「山陽電鉄の最古参車両、半世紀前の姿に復刻し走行」
というネットニュースを見かけました。
この「最古参車両」は1965年から運行している
車両だそうです。
山陽電鉄は神戸・姫路間の私鉄です。
しかし残念ながら、大阪市の主要交通ともいえる
JR西日本の大阪環状線は同世代の103系が
今も現役バリバリの主役です。
参考画像
大阪環状線















103系はすでにJR東日本とJR東海ではすべて
引退しています。
首都圏の鉄道マニアの中にはわざわざこの車両を
撮影するために大阪まで来られる方もいるそうです。
一昔前なら、首都圏のJRが最新の車両を
走っていても、関西しか知らない人は普通に環状線を
利用していましたが、私鉄や地下鉄が新しい車両を
導入し、JR西日本さえも東海道線に最新車両を投入
すれば、環状線ユーザーの不満はヒートアップします。
慌ててJR西日本は新型車両投入を発表しますが、
すべて更新されるのは2019年頃となりそうです。
大阪環状線を放置して北陸新幹線を開通させるのは
まったく理解できません。
山手線は環状線より2世代新しい車両
環状線に新車投入時にはさらに新しくなる予定

















おそらく大阪で生まれ育った女の子は東京に行って
一番最初に違いを感じるのは街並みよりも、
鉄道車両ではないかと思います。
昨日、大阪維新の会は知事選挙、市長選挙に勝利し
大阪都構想実現へ鼻息を荒くしておられますが
少し政治が変わったところで、
首都圏への若年者人口流出は、こういう面からも
食い止められないのではないかと思います。