2017年11月20日月曜日

「リストラを囃した成れの果て」

「日本企業カイゼン委員会」と題して
神戸製鋼データ改ざん問題
日産・スバル無資格者検査問題
NHK記者過労死問題
“偽装"いまだ横行?食品業界の不祥事
というテーマで
相次ぐ企業の不祥事の背景と改善策に
ついて討論する番組を見ていました。
1時間30分番組で、いろんな人が
あーのこーのといろいろ言ってましたが、
結局はジャーナリストの門田隆将氏が言う
「リストラを囃した成れの果て」
の一言が、すべてだと思いました。

SONYがダメになったのも出井氏が
社長になり、リストラなどの経営効率化を
優先したからです。コストを抑えて
少しの間は収益がでたように見えますが
年月が経つうちにどんどん堕落して
今に至ります。

神戸製鋼や日産自動車の件においても
根本の原因はコストを少なくしようと
したからで、過労死問題もリストラで
人が減ったのに仕事量が変わらないから
残業が増えるから起きるのです。

で、気になるのは日産自動車です。
確かにカルロス・ゴーン氏が来てから
復活した日産自動車ですが、今回の件は
ゴーン氏の徹底したコストダウンが生んだ
結果であり、カルロス・ゴーン氏が
日産自動車から離れない限り、今後も
体質が変わることはないと思います。
ゴーン氏自身にそれができれば
真の有能な改革者と称賛できます。