2017年7月8日土曜日

国土交通省は早急に 一定の基準を設けるべきです。

記録的な豪雨で大きな被害が出た
福岡県内の冠水した道路を突き進む
西鉄バスの様子がネットに複数
アップされ、話題を呼んでいます。
外から写した西鉄バスの画像と
車内の画像は異なる車両タイプなので
1台ではなく複数の車両が
無謀な運行をしていたと思われます。

問題は西鉄バス広報課のコメントです。
「急な事態でしたので、バスは、
お客さまの安全が第一と、
道路が冠水していない場所まで
そのまま進んだと聞いています。
立ち往生するわけにはいきませんので、
安全確保に努めたということです。
車内浸水が予測される状況なら、
運行しなかったと考えています。
運行を休止する場合の詳細は
言えませんが、
社内規定で定めています」

恐らく社内規定を超える雨量だった
のですが、乗務員は規定について
知らなかったはずです。
こういった場合のために、
運行前点呼をしているのですが、
点呼をする運行管理者も
知っていない可能性が大きく、
広報課に象徴されるように
企業としても知らなかったので
曖昧にしようとする節が
うかがえます。
また、あくまで社内規定であって
国土交通省が定めているわけで
ありません。
1時間の雨量100ミリ以上
瞬間最大風速30メートル以上
などと数値が決まっているわけでは
ないのです。

要するに、西鉄バスは法的に
間違っていないのですが、
危機管理能力はありません。
国土交通省は早急に
一定の基準を設けるべきです。