2017年6月5日月曜日

加計学園についてを複雑にする菅官房長官

現在国会を空転させているツートップは
「テロ等準備罪」法案と「加計学園問題」です。
前者を空転させているのは無能な法務大臣が
原因です。
今日は「加計学園問題」について取り上げます。

学校法人加計学園の獣医学部新設計画を巡り、
文部科学省に伝えられた「総理のご意向」が
記されたとみられる文書について、
菅官房長官は「怪文書」という表現をします。
これが話をややこしくしています。

1月に天下り問題の責任を取り辞職するまで
文科事務次官だった前川喜平氏が辞職させた腹いせに、
安倍総理友人の経営する加計学園に忖度をした証拠として、
「総理のご意向」だから急いで認可するよう書かれた
文書を明らかにして安倍政権に逆恨みの暴挙に出ます。
しかしこれは、既得権益を守りたい文科省が
規制改革実現に動く内閣府に押し切られただけの話で、
「総理のご意向」とは既得権益に守られて52年間
つくられなかった獣医学部を規制緩和と特区制度で
つくりたいという決意であることは明確です。
ここまでは世論は理解しています。

民進党はここぞとばかりにあれこれ言いますが
国民の大半は民進党が言えば言うほど
民進党のイメージはダウンしていっています。

わからないのは、これまで冷静だった菅官房長官の
「怪文書」などの、過剰反応な発言です。
一官僚が個人的な恨みで国政を停滞させていることに
怒っているなら、菅官房長官の態度はそれを増幅させて
いることを認識してほしいものです。