2017年6月27日火曜日

藤井聡太四段29連勝

藤井聡太四段がプロデビュー以来の公式戦を
無敗でこなし、気づけば新記録となる29連勝
ということで、大変な騒ぎになっています。

将棋の事にそれほど詳しいわけではありませんが
現在の藤井四段はすでにタイトルホールダーの
実力があり、彼を倒せるのは名人、棋聖などの
タイトルホールダークラスしかいない状況と
思います。
相撲は幕内で連勝すれば前頭15枚目でも
12日目から横綱戦が組まれる場合がありますが
将棋の場合はタイトルトーナメントの決勝に
ならなければタイトルクラスの対戦相手とは
当たらないので、ここまでこれました。
彼がタイトルホールダーになると同クラスの
対戦相手と当たる率が増えるので連勝記録は
今だから達成できているのかもしれません。
ただ逆に言うとまだ中学3年生でありながら
このレベルであるというのは「凄い」の一言で
終っていいものでしょうか?

非公式戦で羽生善治王座を破ったインタビューで
「結果は望外で、とてもうれしい」と述べた様に
藤井四段の使う言葉はすでに名人や棋聖レベルです。
加えて、28連勝のタイ記録を決めた対戦相手は
過去27連勝で最も苦戦した相手であったにも
関わらず99手で投了させるなど、大戦前に相手を
かなり研究している様子もうかがえます。
もちろん人生ずっと順風満帆というわけはないので
この先どうなるかはわかりませんが、この強さは
単に一時の流行でないことは確かです。