2017年6月17日土曜日

安倍政権はつづくも憲法改正は絶望的に

6月15日参議院で、与野党が対立する法案としては
10年ぶりに、委員会での採決を経ずに本会議で
採決が行われ、自民・公明両党や日本維新の会などの
賛成多数で「テロ等準備罪」は可決・成立しました。
確かに必要な法律だとは思うのですが、内容のない
法律なので、施行後問題となる可能性大です。
野党の言うように「審議が尽くされていないものを
強引に強行採決した」ものですが、言い換えれば
野党がグダグダと関係ない話をしたがためとも言えます。

ただ強行採決に踏み切ったのは、安倍政権であることも
事実です。
時事通信が9~12日に実施した6月の世論調査で、
安倍内閣の支持率は前月比1.5ポイント減の45.1%で、
4カ月連続の減少となり、内閣を支持する理由(複数回答)は、
「他に適当な人がいない」18.8%でした。
つまり、何をしようが当面は安倍政権だということです。

ただし、今回の件で安倍政権の念願である「憲法改正」は
絶望的になりました。
改正案の可決まではシナリオどおりに通りますが
国民投票で100%通らないからです。