2017年5月22日月曜日

神戸アニメストリートから見る「神戸市の甘さ」

神戸アニメストリートが来月で閉鎖という
ニュースを見ました。
神戸市が業者に丸投げして、阪神大震災後
復興したものの需要のない商業施設に
若者を呼び込もうと企画した施設ですが
委託をうけた業者が参加するアニメ企業への
不払いなどがあり、撤退が相次ぎすでに
閉鎖状態となっています。

徳島県がおこなっているアニメイベント
「マチアソビ」は地元も巻き込んで、経済効果も
生んでいますが、神戸の場合は、地元も冷ややかで
阪神・淡路大震災復興基金から投入された約6000万円
が泡となりました。

なぜこうなったのでしょうか?
ひとつ言えることは、「役所がハコモノをつくって
事業をおこなったら失敗する」ということです。
特に「アニメ」はソフト産業です。
一朝一夕で拠点的なものはつくれません。
まずは制作会社を誘致してものづくりの拠点をつくり、
コミケのような同人誌や同人ゲームをつくるアマチュアを
呼び寄せるところから少しずつはじめるべきでした。
せめて、場所を鉄人28号のモニュメントの横の
新長田勤労市民センターにしておくべきで、
ハコをつくって「さぁどうぞ」で、成功するのなら
どこの自治体もやっているはずです。