2016年4月14日木曜日

西川公也は国を売りたかったのか、本を売りたかったのか?

自民、民進両党は環太平洋経済連携協定(TPP)承認案を
巡って対立していた国会審議を正常化することで合意しました。
皆さんご存知ですよね。
甘利明・前経済再生相を巡る現金授受問題で東京地検特捜部が
関係先の捜索に入ったタイミングで、ただでも膠着しそうな中、
野党は政府の情報開示が不十分だとして反発しているのです。

民進党 玉木雄一郎衆院議員「まっくろくろすけですよ。
パネルにすると分かるんですが、まさに、のり弁当みたいに
なってますね」
石原TPP担当大臣「交渉過程は原則的に非公開が外交交渉の
原則であることもご理解いただきたい」














この答弁の中、この衆院特別委員会の西川公也委員長が来月発売
予定だった「TPPの真実―壮大な協定をまとめあげた男たち」
(出版日未定、中央公論新社)の内容が国会のパネルよりも
詳細であったことが判明して、野党が協議に応じていないのです。

TPPは世界経済のリーダーを狙っている中国を、アメリカと
日本が食い止める切り札です。絶対に実行しなければなりません。
しかし、携わった甘利氏、西川氏がこのような失態を犯し、
石原氏もトンチンカンなので、廃案になる可能性も大です。
見守るしかない状況ですが、この問題は世界的な背景があるだけに
消費税10%やアベノミクスどころの話でなくなるかもしれない
ので、なんとかよい方向に向いてほしいものです。