2015年12月19日土曜日

首都圏の危機を報じない情報操作

言っていたのですが、昨夜たいへんなことが
おきたのをご存知でしょうか?
中国で赤色警報が発令された18日朝、
千葉・船橋市のスクラップ置き場で起きた火災が
原因で、昨夜7時千葉県市川市PM2.5濃度が
422マイクログラムになっていたのです。
前回はじめて北京に発令された赤色警報時の
1.5倍の数値です。

気になるのは情報操作です。
今回も数値は発表されましたが、北京との比較を
報道するニュースはありませんでした。
昨夜のニュースで地震がおきた場合の長周期地震動
で、大阪臨海部の埋め立て地に建つ高層ビルの
揺れ幅が最大6メートル、東京では2メートルと
言ってました。
しかしこれは南海トラフの地震の場合です。
相模トラフが震源の場合は東京臨海部が大きく
揺れるはずですが、その発表は先延ばしとの
ことです。
詳しい人はご存知と思いますが、開業時、東海道線
の東側は海でした。そのあと埋め立てられているため
あの一帯の高層ビルの揺れ幅もかなりの数値が
予想されます。

地震に詳しい学者の見解では南海トラフよりも
首都圏に密集する5つの地層の歪みからの
大地震の方が現実的だそうです。
つまり南海トラフ地震がおきて、大阪の臨海部が
被害にあうかもしれないと報道されていますが
確率としては首都圏で地震がおきて品川、汐留を
中心とした区域の被害をうけるほうが高いのです。
しかし、それを発表することにより、ソニー、
キャノン、東芝、パナソニックなどの株価が
落ちるなど、為替に悪影響を与えてはいけません。
そこで、情報操作です。

ネット、新聞、テレビと情報媒体は増えても
受け取るのは個々の人間です。
正しく受け取るためには受けるだけではなく
考えることが重要かと思います。