2015年8月3日月曜日

戦争について 「戦争反対!」が 一番危険

浜田省吾の「8月の歌」をご存知でしょうか?
「8月になるたびに広島の名のもとに平和を
唱えるこの国・・・」という歌にあるように、
日本では「夏=戦争」のイメージが纏わりつき
ます。今年は特に安保法制でなおさらです。

しかしそれはあくまで今の戦争に対する
イメージであって、1894年の日清戦争から
第2次世界大戦までのおよそ半世紀は「戦争
の半世紀」とも呼べるほど、戦争という感覚が
今とは違っていたようです。

私は「戦争反対!」と大声で唱える集団こそが
一番危険だと考えていますが、それはまさに
この頃の社会状況を想像しての話です。
今でこそメディアの発達で日本中、いや世界の
あらゆるところから情報は入ってきます。
しかし当時はラジオも貴重品で新聞など情報源
は限られていました。
そんな中人々の心を動かしたのは偏ってはいても
強い信念で意見を持つ一部の人です。その声が
群衆を動かしていったのです。
ヒトラーがドイツ国民を洗脳したのではなく、
当時の国民心理がヒトラーを生んだと私は考えます。

沖縄が普天間基地の辺野古への移設に反対して
いると言いますが、最初反対していたのは一部の
県民だけだったのです。なぜなら米軍基地がある
から沖縄の経済や社会が安定しているから、基地
がなくなる危険を誰よりも県民が知っているからです。
しかし、一部の反対派の声に飲み込まれ、恐らく
2/3くらいの人が今は反対していると思われます。

テレビである実験映像がありました。数人を1室に
集めて質問をします。わざと間違えた答えを言わせて
実際に答えるのは最後のひとりなのですが、それまで
の回答に惑わされその人も間違えた答えを言って
しまうと言ったものです。それとよくにたものが動画
サイトにあったのでリンクをはらせていただきました。

「今はメディアが発達しているから安心」という考えは
愚かです。原発事故の対応が象徴するように報道も
国民や政治の見えない圧力で報じる視点を変える
からです。
とにかく今日伝えたいことは、みんながそう言ってる
からではなく、自分で考えて答えを導かなければ
ならないということです。