2015年8月27日木曜日

サッカースタジアムのあるべき姿



大阪万博公園の中にあったエキスポランドが
不祥事から閉園して、跡地にはショッピング
モールとサッカースタジアムが建設されてい
ます。
サッカースタジアムはJリーグのガンバ大阪
の本拠地としてこの秋完成予定です。
建築費は広島のマツダスタジアムのように
主に寄付で賄われ、収容人員は4万人との
ことです。

詳細はオープン前なので明らかではないの
ですが、サッカー専用スタジアムのため
グランドの周囲にトラックなどがなく、ベンチ
もスタンドと一体化して、他のサッカーを
している競技場と比べると、明かに臨場感
がある構造です。

ただ私が気になるのは、客席のピッチと
室内席です。
これからの高齢化社会の中で、スポーツ
観戦も高齢者に配慮したものが必用です。
昭和末期からプロ野球のホームグランドの
スタジアムは1席あたりのスペースが拡大
して、車椅子スペースも設け、客席自体も
禁煙化して誰にでも親しみやすくなってきて
います。甲子園球場が50年前は約6万人
とされた収容人員が現在47808席なのは
そのあらわれです。
しかし夏の高校野球だけでなくプロ野球も
暑い中密集して長時間観戦することは
高齢者にとって楽しめるとは言えません。

まして現在サッカーは野球よりもさらに
年齢層が低く、高齢者が行こうという気に
ならないところであります。
野球場よりさらに客席のピッチを広げて
通路も多めに設け、楽に楽しめる席を
応援席とは別に設けるべきです。
と同時に、VIP席とは別に静かに、空調の
効いた快適なスペースで楽しめる空間も
用意して、高齢者やサッカーに詳しくない
人たちにも、「行ってみようかな」と思わせる
施設にするることが、収益に繋がり、
ファン層の拡大にもなると思います。