2015年8月29日土曜日

僕の好きな音楽 「浜田省吾」

オフコースを好きになる前はとにかく、いろいろと
ラジオから音楽を吸収していました。
当時はJ-POPだけでなく洋楽も聴いていました。
ロッドスチュワート「アイムセクシー」
ジョンレノン「スターティングオーバー」
中でもビリージョエルの「素顔のままで」が一番
好きでした。英語の歌詞なのに、何を歌っている
のかが伝わってくるからです。後になって翻訳
された歌詞を見てびっくりしました。
音楽はことばが通じなくても通じ合える素敵な
ツールと感じつつも、この頃から「音楽は歌詞
も重要」と思うようになり、1982年頃からは
あまり聴かなくなります。

1970年代後半BCLラジオで音楽を楽しんで
いましたが、1980年になるとステレオラジカセ
へと移行します。それはPRESSMANがWALKMAN
へと進化したことから見れば、自然なことです。

SONY CFS-10 メタル365










1980年になるとレンタルレコードで毎日のように
レコードを借りて聴いていた時期もありました。
オフコース以外にも、アリス、ゴダイゴ、チューリップ、
サザンオールスターズ、山下達郎、矢沢永吉
佐野元春、松任谷由実など俗にいう「ニュー
ミュージック時代」全盛期です。
それによりハードもいっきにラジカセからシステム
コンポへと移行します。

SONY STR-S3R










写真はチューナとアンプが一体となっており、
これ以外に、カセットデッキとレコードプレーヤー
がありました。

このような環境の中、浜田省吾というアーチストを
好きになるきっかけは、1983年阪神タイガースの
安芸キャンプのテレビ番組からでした。選手の
インタビューの後ろで流れていた「マイホームタウン」
がなぜか心をたたいたのです。
「風を感じて」の頃FMでは聴いていました。
しかしその後ラジオを聴く頻度も減り、忘れかけて
いた頃にその曲に感動してアルバムを聴きました。

PROMISED LAND 〜約束の地





















「PROMISED LAND 〜約束の地」は曲だけで
なく歌詞も凄く衝撃的な曲ばかりで、歌詞が
重要と思い始めた頃だったこともあり、音楽
の深さを思い知らされました。特に最期の曲
「僕と彼女と週末に」は30年以上経過した今でも
「一番スケールの大きなラブソング」だと確信
しています。
しかし私にとって浜省(浜田省吾氏の略称)の
最大の魅力はラブソングではなく社会的な
音楽です。愛よりも夢を歌うのが私の中の
浜省であります。

アルバム「DOWN BY THE MAINSTREET」で
若者たちの気持ちをグッとさせた浜省は
「J-BOY」で私を含む多くの日本国民の
ハートをつかみます。リンダロンシュタットの
イッツソーイージー調のメロディーに重い歌詞を
ロックに歌い上げる今聞いても斬新な
「NEW STYLE WAR」で始まり安定する
社会の中の不安な若い世代を表現した
「J-BOY」までのあっという間の2枚組
アルバムで、後に対抗するように安全地帯が
リリースする3枚組とは歴然の差です。

これ以前の「Home Bound」「愛の世代の前に」
これ以降の「FATHER'S SON」「誰がために
鐘は鳴る」といったアルバムはまさに社会派
ミュージシャンとして斬新な音楽で満たされて
います。もし聴いたことがないのであれば
ぜひお薦めいたします。

ちょうどこの頃ブレークしようとしていた
ミュージシャンに尾崎豊がいます。
凄い感性の持ち主でで「15の夜」など今の
音楽に影響を残した素晴らしいミュージシャン
です。
好みかもしれませんが、浜省に浸った
私としては、浜省と比べると未熟さは否めず
早すぎた死には惜しむばかりです。