2015年8月12日水曜日

JR北海道留萌線一部廃止に関して

8月10日JR北海道は留萌線の留萌駅から
先の区間に対して平成16年度内の廃止を
発表しました。

地元の方々には申し訳ありませんが、最近の
JR北海道の不祥事を見る限り、もっと早く
決断をすべきだったと思います。
留萌線の現在の終着駅の増毛は1日の
乗降人員が10名に満たず、そこまでの駅も
0名という駅が多数存在します。
今まで営業していたのが不思議です。

定期点検を行い、冬場の除雪などの対策
するコストを考えると、留萌線全体も廃止が
妥当です。最終的には釧網本線、日高本線も
廃止し、現在特急が使用する路線と札幌周辺
の路線のみを存続させるしかないと思います。

広大な北海道で鉄道の存在は重要ですが
それ故に生き残れる路線まで廃線にしては
いけないのです。大袈裟かもしれませんが
釧路や網走への路線は中国やロシアが
万一我が国に侵略してきた場合に道東の
住民を救出するパイプにもなりえます。

廃止廃止と言って来ましたが、残った路線も
このままではダメになるので、観光開発を
することが重要です。近年訪問者が増える
外国人旅行者はまず成田空港に入り東京、
富士山、京都から関西空港から出るような
パターンが多いのですが、2回目日本に
訪れる場合は北海道は人気の観光地です。
特に雪のない東南アジアからの人気は
絶大で今もたくさんの人が冬の北海道へ
訪れています。

今まで北海道の観光シーズンは夏でしたが
冬も人気がでてきたことから、札幌だけで
なく、道東、道北にも観光需要がでてきて
いるです。この移動の重要な要がJRです。
外国人の滞在日数を増やしていくために
JRは旅行会社、バス会社、ホテルと提携し
日本人だけでなく外国人観光客を増やせば
もっと収益を上げられるはずです。
特に日本から遠い欧米の方々は訪日の際、
長い日程で来るケースが多いので、東京と
京都へ観光予定の観光客を強引にでも
北海道へ日程を裂かせる努力が求められ
ます。

まずは保線管理を確実にして、増加する
点検ミスの事故を防ぐことが課題ですが
これが達成できれば札幌から稚内、網走、
釧路への高速運転に取り組み、ぜひ
魅力ある営業をしてほしいと思います。