2015年7月26日日曜日

プロ野球の先発投手

私の応援するプロ野球、阪神タイガース最近の
悩みは、低打率で少ない本塁打の打線です。
しかしもうひとつは5人目の先発投手と言われて
います。
しかし先発投手はどうして6人必用なのでしょう?

今のプロ野球は月曜日がお休みで、火曜日から
日曜日まで試合をするパターンが多くなってます。
つまり週1回先発して中6日を空けて翌週また
先発するのが常識になっています。
昔ケガから復帰したロッテオリオンズの村田兆治
投手に負担をかけないように中6日間隔で毎週
日曜日に先発させたことから「サンデー兆治」と
呼ばれていました。つまりこの頃(1985年頃)は
中6日は特例だったのです。

では、どのように今に至ったのでしょうか?
プロ野球において巨人が9連覇した昭和40年代
に先発投手と救援投手の分担が明確になって
いき、1974年からセーブポイントが始まります。
翌1975年広島ルーツ監督が3人の投手を軸と
した先発ローテーションを確立しその年に日本一
となると分業制は加速します。
1980年代は中4日から5日間隔であったものが
1990年になって今の中6日が定着します。

野茂が故障なくドジャースで活躍できたのは、
中6日登板が定着する前にメジャーに行ったから
です。前にも言いましたが日本ハムの大谷選手
が投手としてメジャーに挑戦した場合1年間活躍
は不可能です。

メジャーリーグの先発投手は100球投げて
中4日間隔が常識です。野球の国際大会でも
WBCルールは投手の投球数は95球以内、
50球以上投げた投手は中4日以上登板間隔を
空けるといったメジャーリーグの慣習にのっとった
きまりになっています。

国際基準が叫ばれる中、100球投げる先発投手
が中6日間隔でローテーションを組む日本方式は
見直すべきではないでしょうか?
現場の投手は確かに中4日は余裕がないという
ことを言っています。しかしオフがあるプロ野球の
選手がシーズン中に余裕があってもどうかと思い
ます。
もちろん村田兆治のようなベテラン選手は別として、
いくらメジャーは日本にはたくさんいい投手がいる
と思っていても、実際にエースと呼べる投手は
そういるものではありません。球場に観戦に来た
お客様は先発投手が不甲斐なく試合開始後30分
で勝負がついてしまう試合を面白いと思うでしょうか?

私の愛する阪神タイガースは是非中4日登板を
復活させてほしいと思います。ただし1試合100球
という基準も遵守です。一昨日の藤浪投手のように
1試合150球はいただけません。