2015年7月14日火曜日

ウルトラ警備隊VS攻殻機動隊

SF作品の多くはは未来の時間軸が舞台です。

今、劇場映画を上映していね「攻殻機動隊」は
1995年全米ビルボードチャートで坂本九が
EPレコード部門「上を向いて歩こう」で1位を
取って以来の全米1位を販売ビデオ部門で
奪取しました。
それ以降「マトリックス」などのハリウッド映画
に影響を与えるほど、アメリカ人に未来社会
の世界観のひとつとして認識されます。

他にも、宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、
超時空要塞マクロス、新世紀エヴァンゲリオン、
電脳コイルなどヒットアニメのほとんどは未来
が舞台であり、独特の世界観のうえに物語が
展開していきます。

北斗の拳や新世紀エヴァンゲリオンは近未来
であったため、実際にアニメのような世界に
ならなかったのはわかりますが、実際に
今まさにそのような社会になっている作品が
あります。
アニメではありませんが特撮ヒーローものの
「ウルトラセブン」です。

第四惑星の悪夢」では自動化されて便利に
なったがために人間が仕事や居場所を失う
世界を描き、現実に便利になった反面、
雇用は減っていっています。
注目すべきはウルトラ警備隊の通信手段
です。腕時計に相手の顔が現れてテレビ
電話のように通信をしています。まさに
「アップルウォッチ」です。

一方、攻殻機動隊の未来は永遠の命を
求める人間が肉体を捨てて義体化する
世界が描かれています。実際そうなるか
は別として、そのインターフェースは首の
後ろにあります。そこにコネクターを差し
ネットワークとつながるのです。

「ウルトラ警備隊VS攻殻機動隊」という
タイトルは、このアクセス方法にあります。
戦後高度成長期の作品が無線なのに
平成作品は有線接続しているのです。

今後も未来を描く作品は数多く創られます。
エレクトロニクス製品と同様に、凝った設定
もいいのですが、凝りすぎると見る側は
疲れてエンターテイメントでなくなって
しまいます。それよりも夢を与えてくれる
発想を私たちは待っています。