2015年5月19日火曜日

大阪都構想住民投票の私的まとめ

これまでのコメントと重複しますが
大阪都構想を私的にまとめます。

私が大阪維新の会支持でありながら
反対票を投じた理由はふたつです。

橋下市長、大阪維新の会の考えは
正しいと思います。
これは話し合いに応じなかった
自民、公明、共産などの責任では
ありますが、強引にプランをすすめて
投票に踏み切ったところに
橋下氏が市長になって以降
「民意で選ばれた僕が決めた事だから」
と強引に市政を進めていった姿が重なり
ここでブレーキをかけないと
取り返しがつかなくなると思ったから です。

特別区の区割りに関して、
橋下市長は大阪の地理歴史を考慮
しなかったことが2点目です。

大阪はキタとミナミが中心の都市です。
キタに関しては、東淀川区出身で
豊中在住のためか、これまでも梅田の
開発に力を入れてきました。
なのにミナミに関しては配慮が
ありませんでした。
心斎橋、なんば地区は南区とすべきです。
せっかく区を減らすのにあべの橋と天王寺
のターミナルをひとつの区にしないのも
配慮に欠けていたと思います。
これらを考慮し、ひとつの区に
ひとつのコアとなるターミナルを充てて
区割りをすべきだったと思います。
それができなかったから、分割後
区ごとに格差ができるのでは?
払った税金が他で使われるのでは?
という不安が払しょくできなかったのです。

加えて災害対策が叫ばれる中、
河川を無視して区を割り振った
ことも理解に苦しみます。

つまり大雑把にいうと
コンセプトや骨組は素晴らしいのに
外装、内装がヘンテコだったのです。
これは橋下市長の周りや下の
人たちが無能だったからです。
恐らくはこのカリスマに任せれば
正しくなくとも受け入れられると
思っていたのでしょう。

今回の反対多数で大阪市政の改革が
頓挫してしまうのも事実です。
今回中央執行部から見放されながらも
頑張った柳本氏はじめとする自民が
柔軟に維新と対応いただくことを望みます。