2015年5月21日木曜日

ニコニコ動画が生んだ犯罪少年

内閣官邸屋上でドローンが発見されて
ドローンの問題性が指摘される中
新たなドローンでの逮捕者がでました。

長野県善光寺御開帳の行事のさなかドローンが
落下しました。この時は「またドローン・・・」と
いう感じで報道されましたが、このドローンの
持ち主(HN ノエル)こそが悪質な人間でした。
広告収入を得るため、ニコニコ動画に自分の
動画を投稿している15歳の少年です。
少年のため名前、顔は発表されませんが
下の画像のとおり、自分の動画を投稿するため
鼻にマスクをして顔を晒してアップしています。

ドローンを飛ばそうとする少年が警察官に注意される












この画像は国会でドローンを飛ばそうとしたところを
警備の警官に制止された様子です。
この少年はネットで「浅草三社祭でドローンを
飛ばします。」と発表したため、威力業務妨害で
逮捕されました。

正直言って、警察の対応は遅すぎます。
善光寺でドローンを飛行、墜落させた様子も
ニコニコ動画に実況しているこの少年が
国会で同様なことをしている時点で
少年とはいえ拘束すべきでした。

この手の犯罪は少し前に、万引き現場や
爪楊枝で商品に穴を開けたような動画を
アップし、米原までの逃亡して逮捕された
少年のように今後も増えてきます。
原因は特に能力もない人間でも
奇抜なことをして動画にアップすれば
良くも悪くもたくさんの人から評価され
収入が得られるシステムにあります。

ですから、早めに逮捕することが
同様の犯罪を後に続けさせないための
抑止力になるのです。
また、ニコニコ動画自体が、犯罪の温床と
なっているので、この会社を取り締まらない
までも、監視は続けるべきです。
今は奇抜な個人個人の悪ふざけでも
見逃していれば必ず個人が組織化し
組織が暴力団とつながるまたは
暴力団が介入し、新たな収入源とする
ことは目に見えています。

話はそれましたが、私が懸念するのは
このような事件により、日本のドローン産業が
世界から取り残されるのではないかという
ことです。
それはドローンの製造というハード面と
活用というソフト面の両方に対してです。
そのために、
まずは自由のためのルール作りと
悪用する者への対処を迅速にとる
必要があります。