2015年1月25日日曜日

孤高の横綱

横綱白鵬が大鵬の持つ優勝回数を
塗り替える33回目の優勝を達成し
本日初場所が終わりました。

平成に入ってからの大相撲は
日本人のスポーツ趣向の多様化から
レベル低下が否めません。
その影響もあり外国人力士が台頭します。
昭和では大鵬と柏戸、北の湖と輪島など
日本人力士同志で優勝を競っていましたが
若貴時代とよばれるようになった頃は
貴乃花のライバルは曙、武蔵丸と言った
ハワイ出身の力士が台頭します。

そしてその後はモンゴル出身力士が
活躍を始めます。
武蔵丸が引退すると、大鵬に対する
「柏戸」や「玉の海」に匹敵する力士もいなくなり、
モンゴル出身力士の「朝青龍」が
一強時代となります。

平成18年春場所でようやく白鵬という
ライバルが登場しますが、
「またモンゴル力士か」という空気で
ファン離れは加速します。

朝青龍が不祥事でいなくなると
今度は白鵬の一強時代となり
現在に至ります。

昔から大相撲を見ている人の視線では
白鵬は確かに歴史ある大相撲の中でも
最強レベルの力士であり、横綱です。
しかし、優勝回数が多いのは、
近年力士のレベルが落ちて
「ライバルがいなくなったため」という
事情は否めません。

おそらく今場所、そのことを一番理解していたのは
当事者の白鵬自身だったと思います。
慌てる場面も何日かありましたが、
「勝つ相撲」というより「負けない相撲」を
とっていたように思います。
時代がよかったすら大鵬を越えたと
いったような文句を誰にも言わせない
相撲を取り切り全勝優勝したのです。
本当に立派なことだと思います。

常に言葉を選び、
理想の横綱を目指して精進している白鵬は、
今までの日本人横綱以上に日本人である
気がします。
精神面でも「孤高の横綱」なのです。
だから、心から申し上げます。
「横綱白鵬、おめでとうございます。」