2015年1月10日土曜日

延伸していいの?新幹線

北海道新幹線の函館・札幌間と
北陸新幹線の金沢・敦賀間の
延伸前倒しのニュースがありました。

「延伸していいの?新幹線」のタイトルは、
延伸される地域に向けての言葉です。

まず、どの地域でもそうですが、
地方で新幹線が延伸されると、
従来のJR線が寂れてしまいます。
地域内の活性化がなされません。
たとえば、日本人が東京から新横浜や
新大阪から京都へ新幹線で移動することは
考え難く、地方都市の都市間輸送は
新幹線の登場で客足が遠のき、便数が減り
乗客がさらに減る負の連鎖が始まるのです。

今、国内屈指の発着を誇る新千歳空港も
新幹線が札幌に延伸となると
新幹線は空港の様に天候に左右されにくいので
間違いなく減便になります。

ただ東京から見ると、すばらしいことです。
飛行機だと、大雪で帰れなくなる場合も
新幹線なら、遅れても帰れる可能性が
高まります。
また選択肢が増えることにより
航空各社のサービスも充実するはずなので
コストやサービスにも期待がもてます。

よくニュースでは、
「延伸に向けて、東京から呼び込もうと・・・。」
と言っていますが、
実際開業後は東京に吸い込まれるのが
現実です。
特に石川県、富山県は、東京に魅かれる
若い世代が日帰りで遊びに行くうちに
あそこで生活したいと思うようになり
卒業後首都圏に行くケースが増えます。

ビジネス的にも、東京本社の企業が
北陸の拠点として置いていた支店が
日帰り可能になると、統合や縮小されると
見込まれますし、
観光的にも、和倉と大町の温泉で2泊していた
観光客が皮肉にも、大町温泉1泊だけに
なることも予想されます。

人間関係もそうですが、離れているから
魅力的な場合もあるのです。

百歩譲って札幌延伸は良しとしても
北陸新幹線の延長は無駄にしか思えません。
せめて、福井までじゃないでしょうか。
それでも長野以遠は赤字になる
可能性はありますが、
敦賀まで行なら、わざわざ延伸しなくても
東海道新幹線の米原で乗り換えて行けば
いいのではないでしょうか?
もう、意味がわかりません。

JR西日本は赤字を抱えるために
投資すべきではなく、
名古屋・大阪間のリニア延伸に
力を注ぐべきです。

それと前にも申したとおり、
こんなことで、「トワイライトエキスプレス」が
なくなってしまうというのも、残念でなりません。
今後は新幹線の延伸ではなく、
在来線を高架やカーブを減らす等の改良をし
速度の速い列車を走らせて行く
「在来線の輸送力強化」が
地元のためによいことだと思います。