2017年12月24日日曜日

いつかのメリークリスマス

クリスマスと縁の遠い私ですが
B’zの「いつかのメリークリスマス」が
ラジオから流れているのを聞いて
今日はこの曲について語ります。

バブル景気が終了した1992年12月
「FRIENDS」というミニアルバムに
収録されたこの曲は、普通のヒット曲と
異なり、時が経つにつれて人気が増し、
1998年B’z最高のセールスを記録した
ベストアルバムに収録されて以来は
実質的にB’zを代表する曲と言っても
過言ではありません。

なぜ、これほどヒットしたのか?
「B‘zのバラードの中でもメロディと
歌詞のバランスが良い曲」と作曲した
B‘zの松本氏がコメントするとおり、
まるでひとつの物語のような歌詞と
アコースティックギターが奏でる
前奏や間奏は美さえ感じます。
でも、私にはそれ以外に2点、感じる
ところがあります。

ひとつはバブル崩壊後の音楽シーンです。
この頃は70年代フォークソングと
80年代ニューミュージックが成熟し、
セールス的にもヒットすればCDが
100万枚以上売れる、言わば
「J-POPのピーク」と言える時期
でした。「いつかのメリークリスマス」の
切ないコード進行も、この時代だからこそ
できたのではないかと思います。

もうひとつは「サビ」です。
1990年から93年のB’zのメロディーは
ギタリストが作曲したと思えないほど
カラフルなメロディーが多く、
「いつかのメリークリスマス」のサビの
メロディーは特に優れています。
このサビは老若男女、どこの国でも
受け入れられるメロディーラインなのです。
これは、たまたまの結果かもしれませんが
事実です。
もし信用できなければ、老人か外国人に
「いつかのメリークリスマス」のサビと
他のB‘zのヒット曲のサビと聴いてもらって
判定してもらえばわかります。

なんか今日久々にラジオから流れた
この曲で、鳥肌が立ってしまいました。