2017年12月18日月曜日

東海道新幹線のぞみ停車駅が島型2面の理由

東海道新幹線の台車に亀裂が入った件で
東海道新幹線に留め置いていた列車が
最寄りの車両基地に無事移動完了して
10分程度の遅れが解消されると
ニュースが報じています。

名古屋駅は全列車が停車する駅で
上り2面、下り2面のホームなので、
列車が1編成とめっぱなしになっていても
問題ないように思います。
たとえば御堂筋線梅田駅は上り下り1面
づつのホームですが、10分も遅れることは
めったにありません。
なぜこれで遅れがでるのでしょうか?
この疑問は東海道新幹線を利用している
人や、鉄道マニアならすぐ理解できます。

新幹線は在来線と違い、少し長めに1分以上
停車します。通常の車両より5~8m長い
車輛なのに扉は各車両1~2なので、乗降に
時間がかかるためです。
車輛が駅に滑り込んで、駅を後にするまで
4分くらいかかります。
東海道新幹線は最短3分間隔で運行されるので
発着本数の多い時間帯の名古屋駅は
片側のホームの列車が駅を出て行く間に
次の列車がもう片方から滑り込む構図です。

このシステムを品川、新横浜、名古屋、京都に
採用することで、のぞみはより早く、正確に
東京~新大阪間を結んでいます。