2018年4月21日土曜日

非正規待遇格差、最高裁で弁論

定年後に嘱託職員として再雇用された
トラック運転手が、同じ仕事を
しているのに、正社員との賃金に格差が
あるのは違法だとして、最高裁において
同じ賃金の支払いを求めた訴訟で
弁論が開かれました。

1審は訴え通り違法と判決が下り、
2審は「定年後の再雇用において、
一定程度賃金を引き下げることは
広く行われており、社会的にも
容認されていると考えられる」として、
原告が逆転敗訴しています。
「働き方改革」の考え方を決める
重要な裁判として、最高裁の判決が
注目されています。

様々な業界で、問題になりつつある
ことだとは思いますが、
特にトラックやバスの運転手に対しては、
国が法律を整備して、ガイドラインを
設けるべきです。

60歳以上のプロドライバーは
全体の25パーセントほどを占め、
その中の多くは、夜勤や、長距離に
関わっています。
最高裁の判決前に勝手を言いますが、
私はこの業界、賃金に関しては
年齢にとらわれてはダメだと思います。

それよりも、60歳以上のドライバーは
夜勤や長距離、長時間の勤務に対して
規制すべきであり、仕事内容を制限
すべきです。
意外と高齢ドライバーが勤勉なのに
若手ドライバーが仕事嫌いで、
結果として高齢ドライバーにしわ寄せが
きているケースも多くありません。

働く力に応じた適材適所を考慮し
年齢に応じた仕事をするべきで
「定年後の再雇用において、
一定程度賃金を引き下げることは
広く行われており、社会的にも
容認されていると考えられる」
は間違いです。