2016年5月9日月曜日

消費意欲の沸かない新製品

フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4Kも普及に伴い、
急激な勢いで価格下落が進んでいます。
そんな電機機器メーカーもリオデジャネイロオリンピックを
前に、新製品を相次いで発売しています。

ソニーは2015年に4Kモデルで米グーグルのテレビ用
基本ソフト(OS)「アンドロイドTV」を全面採用し、
インターネットとの親和性を高めたアプリケーション
(応用ソフト)の拡充や、地域別のカスタマイズなどを
進め、音声で番組を検索できるテレビを今月発売します。

シャープはテレビと接続することで視聴傾向などを分析し、
おすすめ番組を音声で知らせる「アクオス ココロビジョン
プレーヤー」を6月に発売します。

パナソニックも月内に、同社として初めてハイレゾ音源に
対応する新製品を投入します。

韓国LGエレクトロニクスは有機ELテレビを拡充、
HDRの最高規格「ドルビービジョン」への対応などを
した製品を全面に押し出しています。

私たちはどのようなテレビを求めているのでしょうか?

声で教えてもらったり、検索したりできても私は
便利には感じません。
たとえば録画予約に入る時に、視聴率ランキングから
入ることができれば便利ですが、テレビには必用
ありません。
リビングに置く大型テレビであれば、音響がよいのは
嬉しいですが、隣近所に迷惑にならない程度が求められ
ハイレゾである必用があるのかどうか疑問です。
液晶技術が発達する中、画質、消費電力両面で
有機ELの有利さもコストの割には薄れています。

私が欲しいテレビですか?
たとえば、乾電池でも動く「超低消費電力テレビ」ですかねw

家庭用ゲーム機のように、技術力が上がれば上がるほど
一定の水準を超えると消費者から離れていくことがあります。
まさにテレビがそのようになっています。