2016年5月5日木曜日

自動車事故防止のための自動化

今日は「こどもの日」ということで、楽しい話題でもと
思いましたが、新聞やテレビのニュースは事故の
話題が大半です。
「山の事故」と「交通事故」がそのツートップですが
子供が巻き込まれるのは、圧倒的に後者です。

神戸の中心街「三宮」では乗用車が暴走して
女子中学生をはじめ5人が重軽傷を負いました。

山口県での山陽自動車道ではトラックが渋滞で
とまっていた乗用車に突っ込み家族3名が死亡、
6名が負傷する大事故がありました。

福島県の常磐自動車道では親子2名が
対向するバスに正面衝突して死亡、バスの乗客
30名以上が負傷しました。
しかもここは福島第一原発の事故による帰国困難
区域で通過だけが認められている区域でした。

これら3件の事故は、技術的に未熟だったため
おきた事故ではなく、普通に運転をしていれば
発生しなかったものです。

最近は前に障害物があると自動ブレーキがかかる
車もあります。これが標準化されていれば、
最初の2件は意識を失って運転していたとしても
ブレーキをかけることが可能だったと思います。

最後の件を防止するためには、新しい安全装置が
必用です。
今回は何等かの事情で乗用車がセンターラインを
はみ出したことが事故の原因ですが、高速道路の
出口から逆行して走行し、正面衝突する事故は
増えています。
乗用車やトラックが対向車線にはみ出ないような
構造や出口から入れないようにハンドルやブレーキ
をコントロールできる装置を車に組み込むなどの
措置が必用かと思います。

米グーグルとフィアット・クライスラーが、
自動運転分野で提携したと正式発表した知らせも
ありますが、我が国は我が国で、自動よりも
安全を重視した技術発展が必用だと思います。