2017年9月29日金曜日

アニメは誰のものか(改)

3日前「アニメは誰のものか」と
題して呟きました。
この後、制作委員会からの説明が
ありましたので、今回改めて呟きます。

25日たつき監督から「カドカワからの
指示で監督をやりません」という旨の
発表があり、ネットが荒れます。
27日未明それを受けて制作委員会から
「アニメーション制作会社である
ヤオヨロズ株式会社より8月に入った段階で
辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から
模索することになっているのが現状です」
とたつき監督のいる「ヤオヨロズ」からの
辞退と説明しました。
27日さらに制作委員会は
「アニメーション制作を担当していた
ヤオヨロズ側に『関係各所への情報共有や
連絡がないままでの作品利用』があった」
ともコメントがありました。

コジンマリとつくっていたアニメに
予算をつぎ込めるようになったので
大きなところに発注しようとした
カドガワが作品のファンからバッシング
を浴びたのです。
と、前回呟きましたが、主旨としては
間違えていないと思いますが
実際は自由奔放にコンテンツを
発信するアニメ制作会社「ヤオヨロズ」
に対して、カドカワ・制作委員会が
おもしろくなかったというのが
事の発端のようです。

ここからは推測ですが、制作委員会の
スタンスとすれば「言うことを聞かないなら
制作会社なんて他にいくらでもある」と
作品としてのブランド力とこれまでに
儲けたお金を武器に強気の交渉をしたら
まさかの「ヤオヨロズ」撤退だったのでは
ないかとも思えます。
ただ、ここ数日で様々なニュースが
飛び交う中、制作委員会の言う
「8月に入った段階で辞退したい旨・・・」
というのは、疑惑と言えば疑惑です。

「けものフレンズ」のキャラクター使用
については、この作品自体が「動物を身近に
感じてもらう」という趣旨もあって
アニメ放送当初はルールに逸脱しなければ
誰でも使用できたはずです。
それで、動物園も「サーバルちゃん」などの
イラストを園内に貼ることができ
「けものフレンズ」人気が動物園にも
反映されたのです。
ネットにあがる短編動画もよい戦略だと
思います。常に新しい「けものフレンズ」
を見られるのは、人気継続の秘訣です。

「アニメは誰のものか」
もちろんアニメファンのものです。
しかし、制作サイドが
「お金あってのアニメ制作」
と言うならナンセンスです。
目先の小銭集めはやめてほしいものです。