2017年4月1日土曜日

国鉄民営化30周年

2017年4月1日、今日はいろいろな
イベントがあったようです。
「福島県の一部区域を除いた避難指示解除」
など年度のくぎりということで、様々な
行事があったようですが、私の注目は
「国鉄民営化30周年」です。

JR東日本は首都一極集中による首都圏の
人口増加に加え、東京には国鉄用地が豊富な
ため、地下路線などの新設をせずとも、
輸送力増強をできる強みから、経費を抑えて
収入をあげることで膨大な利益があがっています。
JR東海も名古屋圏の儲けはそこそこでも
東海道新幹線の莫大な収益で安泰です。
JR西日本は厳しいながらもなんとか鉄道収入を
黒字でがんばっています。
JR九州は在来線、新幹線の収入は赤字でも
豪華列車運行などの企画力やサイドビジネスで
なんとかトントンです。
問題は残りの2社です。

JR北海道は新千歳空港~札幌間のような
札幌周辺は黒字に持って行けても、大半は
維持するだけでも赤字のレベルです。
JR四国は瀬戸大橋の上はよくとも、肝心な
四国ではとても経営の成り立たないレベルです。
国が本気で首都解体に取り組まないのであれば
JR北海道とJR四国はふたたび「国鉄」として
国有化しなければいけないと思います。

前にも述べましたが、地方都市を結ぶ鉄道は
住民のためだけではなく、国家として必用だから
です。
最近になって無人島を中国や韓国に実効支配される
ことのないように、警護を厳しくしたようですが、
四国や北海道から鉄道がなくなれば、オホーツク海
沿岸はロシアが、高知沖は中国が上陸してきても
不思議ではありません。
現に、北朝鮮の工作員はこういったところから
上陸して拉致をしていた経緯もあります。

最近は平和になって鉄道は通勤などのビジネスや
観光に使うツールと思う人が多いようですが、
私は鉄道と高速道路は「国家の血管」であると
考えます。