2016年10月23日日曜日

日本と世界の考え方の違い

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンの中核ブランド
VW乗用車の世界販売台数が1~9月の累計で
前年同期比0.6%増の437万4900台だったとの
報道が先週ありました。
ご存知のとおり2013年アメリカ合衆国において、
排ガス不正問題が発覚して信頼を失った企業です。
同様に燃費不正問題で信頼を失った三菱自動車は
日産自動車に吸収される可能性も出ている中、
なぜフォルクスワーゲンブランドは売れるのでしょうか?

これは我々日本人はブランドに拘っていますが、
世界はブランドに拘っていないことが原因のようです。
日本でフォルクスワーゲンの売上が低迷する一方、
フォルクスワーゲンが一番売れる中国は
尖閣諸島などの問題で敵視する日本メーカーを
敬遠するため消去法でフォルクスワーゲンを選ぶ
傾向にあるようです。
実際中国でフォルクスワーゲンはトヨタ車の3倍
売れているそうです。

今後中国が景気低迷で市場規模が縮小したとしても
日本と世界の考え方の違いを理解しない限り
世界市場でトップを狙うのは難しいと思われます。
たとえば中国は日本のことが嫌いでも日本アニメは
好まれています。
「ドラえもん」などの人気アニメに制作協力して
本編中の車をすべて「プリウス」にするなどして
中国人の心に根付かせていくのはどうでしょうか?