2016年10月18日火曜日

東京オリンピックにおける「レガシー」ということば

さきほどIOCのバッハ会長が小池都知事と会見し、
テレビで生中継されました。
内容は想像通りのものでしたが、聞いてて気になったのは
「レガシー」ということばです。
ニュースなどで「レガシー=遺産」と表示されますが
具体的にはどういうことなのでしょうか?

アテネオリンピックの会場はオリンピック閉会後一度も 競技場が使われることがなく、廃墟となっています。













アテネオリンピックの会場はオリンピック閉会後一度も
競技場が使われることがなく、廃墟となっています。
このようなことのないように、立派な競技場をつくって
オリンピックが終わってもその競技の日本の聖地として
残していこうというものです。
もっと具体的にいうと高校野球球児の聖地が「甲子園」
であるように、様々なスポーツの「甲子園」を東京に
つくるということです。

ただでも「東京一極集中」が問題となり「地方創生相」まで
創設されているのに、まだまだ「一極集中」をさせようと
しているのです。
もちろん「オリンピック」というビッグイベントですから、
立派な競技場は必用だと思います。しかしすべての
競技に於いて「レガシー」を求めるのはどうなのでしょうか?
つくった施設がアテネのような廃墟になることは東京では
ありません。国も違えば都市も違います。
国もJOCも、そこを踏まえて「レガシー」ということばを
使ってほしいものです。