2016年10月21日金曜日

2016年阪神タイガースドラフト会議の感想

1位 大山 悠輔 白鴎大 内野手 (茨城県)
2位 小野 泰己 富士大 投手 (福岡県)
3位 才木 浩人 須磨翔風高 投手 (兵庫県)
4位 濱地 真澄 福岡大大濠高 投手 (福岡県)
5位 糸原 健斗 JX-ENEOS 内野手 (島根県)
6位 福永 春吾 徳島インディゴソックス 投手 (大阪府)
7位 長坂 拳弥 東北福祉大 捕手 (群馬県)
8位 藤谷 洸介 パナソニック 投手 (山口県)

昨日、私が応援する阪神タイガースがドラフト会議で
指名した選手一覧です。
球団としては満足した結果だそうですが、ファンとしては
「暗黒時代の再来」を予兆する結果です。

まず一番多い声は「大山はすばらしい選手だが、
なぜ投手を獲りに行かなかったのか?」という
疑問の声です。
事実、1位指名の選手が読み上げられる中、全球団で
一番どよめき、溜息、ブーイングなどのざわつき音が
でたのが大山指名の時でした。

今年のドラフト会議は投手豊作の年と言われていて
大学BIG3、高校四天王と言われる7人がプロの打者も
抑えられると報道されていました。しかし、それらを
スルーして大山内野手を指名したのは、阪神タイガースの
野手レベルが低いところにあります。
防御率リーグ2位ながら、打率、本塁打はリーグワースト、
強打者は喉から手がでるほど欲しい状況です。
ドラフト候補は投手が豊作に対し、阪神は野手を欲するという
需要と供給のミスマッチ、こんな時どうすればいいのでしょう?
私が球団であればドラフト候補の質の高い投手をまず
選択します。人間は機械ではないので、オーダーメイドの
商品は手に入りません。獲得できる選手の中から良い選手を
選択すべきです。
具体的には、他球団と競合しても、田中、佐々木、寺島などの
投手を指名して、ダメだったら大山指名でよかったと思います。

もうひとつ気になるのは指名する選手の出身地の偏りです。
古くは、古田、最近ではダルビッシュ、田中将大、山田、中村、
巨人の坂本など阪神のお膝元で生まれ育った選手が他球団で
球界を代表する活躍をしているのに、阪神は関東や九州の
出身者を重点的に指名します。
久万オーナー就任以降はスカウトの派閥を解体して、
関東九州出身選手の獲得は減ったと伝えられていますが
今年も半分は関東・九州出身者です。
本当に超変革をする気なら、来年は関東・九州出身者を
新人選択選手リストに記載しないくらいの覚悟を見せてほしい
ものです。

「超変革」を掲げて一定の成果をあげた金本タイガースですが
選手だけではなく、スカウトやフロントも超変革で世代交代
させるべきではないでしょうか?