2015年6月24日水曜日

読売新聞グループ渡辺恒雄の罪

プロ野球、セントラルリーグ首位の読売
ジャイアンツは昨日敗れたことにより、
勝率が5割で首位となりました。
この原因はパリーグとの交流戦で、
セリーグがパリーグに大きく負け越した
ことが原因です。

プロ野球の日本一を決める日本シリーズ
もこの10年はパリーグが7勝3敗と大きく
勝ち越していることから、ネットでは
セリーグのことをセカンドリーグと言う人も
います。

なぜこうなってしまったのでしょう?

原因は読売グループのトップに長期に
渡り君臨した「渡辺恒雄」という人の
責任です。細かく述べると尺に収まらない
ので簡単に説明します。

渡辺氏は讀賣球団経営安定のため
1950年に分裂したセリーグとパリーグを
再びひとつのリーグにしようと画策します。
セパ12球団に対し渡辺氏の構想は
1リーグ10球団だったため反発が起きます。
当時のプロ野球選手会会長の古田敦也氏に
「無礼な事を言うな。分をわきまえなきゃ
いかんよ。たかが選手が。」と発言し、
公に世論の反発を招きました。
巨人軍の優位を利用して巨人軍のみ
ならず、球界を私物化しようとした
ことが具体化されたためです。

渡辺氏以前もプロ野球12球団と言うよりも
巨人軍と11球団という体制でしたが
この頃から巨人頼りではいけないと
意識がパリーグで高まります。

スカウトやフロントと言った見えない部分
の人脈を読売グループから引き抜き
新しい強打者好投手を育てる一方
メジャーリーグへ挑戦しやすい環境
を整備し人気のセに対し実力のパと
いうものを現実にしていきました。

一方でセリーグは巨人軍オーナーを
退いた渡辺氏の挙動を相変わらず
気にして巨人ありきのリーグ運営を
継続しました。
結果、今日に至ります。

セリーグの各球団は従来の選手の
獲得や育成の方法をすぐに見直す
ことが必用です。

2015年6月23日火曜日

コンビニに見る日本の不安

コンビニはある意味日本を映す鏡の
ようです。

たとえば、コンビニが全国展開を始めた
1980年代からゴミ問題が深刻化して
大都市での分別回収などが始まります。

コンビニだけでなく弁当屋の登場もあり
ますが、この頃からテイクアウトの
お弁当が普及したことが要因です。

もともとセブンイレブンの名前の由来の
とおり7時から23時営業から、バブル期
には大半が24時間営業となります。
このころからエネルギー問題も深刻に
なってきます。

そして労働力問題です。

もともとは小規模小売店という形態で
ありましたが、店内でおでんや唐揚げ、
最近ではコーヒーを入れることもあり
飲食店の要素も持ちます。
また、公共料金の支払いなど金融機関
が行う業務もあれば、ネットで買った
商品をコンビニで受け取るという
郵便局のような業務もあります。

これを通常二人の店員が3交代くらいで
賄いますが、大手チェーンでよく見る
光景は、先輩がサボって実質一人で
働いている姿です。

これに加えてネットのニュースでは
ガソリンスタンド業務も試験的に始める
店舗があるそうです。

業務拡大、効率経営で利益拡大と
いうバブル後よくある経営戦略ですが
高齢化する労働力が対応できるの
でしょうか?
また、コンビニが業務幅を拡大する
ごとに従来の業種店舗が経営難に
陥っており、経済面でも決してプラス
とは言えません。

某牛丼チェーンは労働力不足が解消
したとして24時間営業を再開したそう
ですが、相変わらず労働者不足は
解消していないようです。

今後もコンビニ業界は業務が複雑に
なると予想されます。それによって
コンビニに就労できる人も限られて
きて、労働力不足になるのは必至です。

まさに日本を映す鏡です。

2015年6月22日月曜日

深夜アニメの主題歌は昭和の匂い

昨年私の一番のお気に入りは、アニメ
「デンキ街の本屋さん」の主題歌で
「齧りかけの林檎」竹達彩奈でした。
ここ数年アーティストを支持するファン
だけで盛り上がるヒット曲に嫌気がさし
アニメソングを中心に聞いています。

深夜アニメが定番となる2000年頃
から、アニメソングの大半が昭和の
匂いのするポップな感じが親しみ
やすいことが、その原因です。

たとえば「齧りかけの林檎」は以前にも
述べたとおり昭和歌謡の第一人者
筒美京平氏が作曲しています。
放映中の「ダンジョンに出会いを求める
のは間違っているだろうか?」の
主題歌の作曲も馬飼野康二氏を起用
しています。

馬飼野康二氏は西城秀樹の「激しい恋」
今もCMで流れているキャンディーズの
「暑中お見舞い申し上げます」などの
アイドルや松崎しげる「愛のメモリー」
といった名曲を作曲したこちらも
昭和を代表する作曲家です。

そして深夜アニメの主題歌が昭和の
匂いがする裏付けとして、筒美京平や
馬飼野康二のクレジットを見ないと
気づかないくらい馴染んでいることです。

もちろん75歳の筒美京平氏や67歳の
馬飼野康二氏が高齢者にも関わらず
若いセンスで今も作曲している事実が
凄いことなのですが、最近の音楽に
馴染めないと思っているのでしたら
深夜アニメの主題歌にアタックしてみる
のも一手だと思います。

2015年6月21日日曜日

首都圏大震災はいつ?

政府の地方創生は失敗に終わりますが
強制的に地方創生がなされるかもしれ
ません。

福島第一原発が想定される津波の高さ
より低い堤防であったことを過去に言い
ましたが、そもそもなぜ「津波の高さ」等
を想定していたのでしょうか?
それは東北地方の太平洋岸には過去に
何度も津波が襲っていたからです。
東北太平洋沖で地震による大津波は
1896年のあと105年後の2011年に発生
したのです。

1923年の関東大震災から100年後として
 東京オリンピックの頃に首都圏で大地震が
おこる可能性は十分あります。
別に100年毎に地震がおきると言っている
のではありません。
三陸沖も東京も明治中頃に2度の大地震が
あり周期が似ているので言っているだけです。

日本の歴史の始まりは定かではありませんが
奈良市の南側の飛鳥に都があったとされ
それが今の奈良、京都に遷都しました。
京都が日本の中心であった時代、織田信長
が仲間の家康に武蔵野平野を分け与え
家康は将軍になるとそこに首都機能を備え
ました。そして約150年前、皇居を御所から
江戸城跡に移し、名実とも東京が日本の中心
となります。

京都や奈良は中国から日本海を経て
瀬戸内海を進んだ突き当りにある地形的な
有利さのほか、日本に多数みられる火山も
周辺にはありません。恐らく、長い歴史を
経て、戦うにも暮らすにもよい場所だから
都となったのです。
しかし東京は信長の思い付きから始まって
都になった経緯があります。富士や箱根の
噴火による大量の火山灰の懸念もありますが
一番怖いのはフィリピン、ユーラシア、北米
といった三つのプレートがひしめき合う上に
東京があるという事実です。

もちろんそれは最近わかったことで
織田信長のせいでも大阪遷都を断念した
大久保利通のせいでもありません。
問題は国内最大最悪の自然災害を
東海地震や南海地震でカムフラージュして
表面化させまいとする政治やメディアです。

いずれにせよ、近いうちに起こる震災で
首都機能が麻痺すると各地方にその負担
がかかり、人口も分散します。
それがいつか?
過去のデータから自民党総裁でない人が
総理大臣になった時が要注意です。

2015年6月20日土曜日

地方創生失敗の序章

予てから「地方創生」と銘打って
地方による地方の再生を目指した
ところで、確実に失敗することを
述べていましたが、現実のものと
なりそうなニュースが舞い込みました。

プレミアム商品券転売の問題です。
1万円で1万2千円程度の買い物が
できるこの商品券の差額は
地方創生のための税金で差額を
負担しています。
ここをついて、ネットオークションで
たとえば、1万2千円の額面の券を
1万1千円で販売し、1千円の利益
を得ようとしているのです。
しかしこの商品券は税金を投入して
いるのにも関わらず、転売を禁止する
法律が整備されていないのです。

また、地域外で使用できない以外の
ルールがないため、コンビニや
百貨店でも使用可能な自治体の
商品券もあります。従来地元を
賑やかにするためのものですから
全国チェーン店で使用できるという
ことも転売と同等です。

「バラマキ」
今回の騒動で結局囁かれるのは
このキーワードです。

しかし私は法律を整備して、
万全の体制で臨んだところで
一時のブームに終わり地方創生
には間違いなく貢献しないことを
断言できます。
首都圏から収入を得てそれを
地方に流れる循環を作らないと
一極集中を緩和する手段はあり
ません。

今後も地方創生にまわる税金の
無駄遣いは続出します。

2015年6月19日金曜日

湾岸線延伸


阪神高速の計画路線















阪神高速の計画路線に湾岸線延伸があります。
新しい埋立地を作ると必要なのはアクセスです。
たとえば大阪港沖に埋め立てられようとしている
土地も道路がなければただの浅瀬です。
とりあえず陸と繋げるだけではとりあえず土地と
言う以外ありません。
埋立地に価値を与えるには利便性が求められます。

たとえば北港JCTまで自動車専用道路で結び
湾岸線に逃がす計画なのでしょう。しかし、その
湾岸線が六甲アイランドで行き止まりの今、この
延伸は1日も早く実現せねばなりません。
なぜ実現しないのでしょうか?

もちろん臨海部の道路なので、大規模な橋梁や
埋立地につくる高架で建設コストがかかります。
しかし最大の問題は須磨区を中心とした神戸が
同意しないからです。
神戸市としてはこれから高齢化して車が減るのに
新たな道路は必用ないのではないかという立場で
みているのです。
しかし、国道43号線の騒音や排ガス問題で、
トラックなどの大型車は湾岸線にまわるよう指示
され、今後埋立地が増えると臨海部の車の流れは
むしろ増えてくると見込まれます。
逆に延伸しないと尼崎や西宮の交通問題は停滞
したままなので、尼崎市や西宮市ももっと真剣に
考える必要があります。

実際神戸市も六甲アイランド沖などに埋立地を
つくっているわけですから、わかっているはず
なのです。
ここにも、難しい問題を先送りにする政治の
悪い部分が垣間見えます。

2015年6月18日木曜日

都市を更新


大阪湾





















中国が南沙諸島に・・・」と言ってたら大阪湾にも
沖合に強引な埋立地が発生していました。
東京の夢の島に代表されるように、ごみ処分のために
埋め立てられることは、環境的にはよくないかもしれ
ませんが、私は仕方なく思います。
しかしただ沖合へ埋め立てていくだけではなく
従来の土地を有効に活用することを希望します。

具体的にいうと、土地が海へと広がると長距離の
貨物線はその合間を縫って入港するのではなく
新しい埋立地に新しい貨物ターミナルを作ることが
理想です。大阪で例えると、安治川ふ頭や大正内港
第一から第三突堤などの比較的市内中心部に近い港
は閉鎖して、その部分を埋め立てて、道路や公園などを
つくっていき「都市を更新」することが必用だと
思うのです。
特に大阪市は東京23区と比べても緑地面積が少なく
緑地帯を広げることが必須になっています。
もちろん「水の都」ですから川は敷居を低くして
埋め立てるのではなく、できる限り残します。

ゴミを埋め立てた土地は強度の問題からか緑地化
されるのが一般的ですが、埋め立てられた土地ばかり
が緑地になっている現状は人の心を豊かにはしません。
生活圏内にこそ緑が必用なのです。