2017年1月16日月曜日

マッカーサー イン ジャパン

天皇陛下の生前退位の先の話について、かなり先の
具体的な希望を述べました。
その後平成30年で次の元号になるなど一部メディアで
報道されているのを見て、ちょっと反省しました。
どうなる、こうなると言うのは、あまり言わないほうが
いいですよね。

天皇陛下が日本国民の象徴であるというのは、
国内からだけでなく、海外からも同じなのです。
日本が第2次大戦後、アメリカから来たマッカーサー氏、
レイバンのサングラスにパイプをくわえて
タラップに踏み出した時、実は内心かなりビビっていた
そうです。
敗戦国とはいえ「神風特攻隊」のように、それまでの戦争
とは違う日本兵の異様な執念が、アメリカは不気味に
感じており、マッカーサーが身の危険を感じたのも
当然です。ところが自分が想像していた日本と
現実の日本は違っていました。
マッカーサーはひとつの結論に達します。
「天皇制を消去すると日本の統治は難しい」と・・・。
そこで新しい憲法の最初に「天皇は日本国民の象徴」
と謳ったのです。
この考えはアメリカが考えたものでありながら
とても的を得ている考えだと思います。

こんな中で、まだ天皇家の血筋が途絶えたり、今上天皇が
ご健在なのに、先々のことを深く考えるのはどうかと思います。
もちろん天皇陛下のお言葉から「生前退位」については
考えるべきですが、その前に陛下のスケジュールを
緩和することに努力すべきです。
今上天皇は自らの意思もあり、公務が昭和天皇より多いのですが
次の天皇は次の天皇に任せるとして、公務が減る可能性を
示唆しているようです。その場合、いきなり減るよりは
段階的に減るべきです。
天皇制で政治が停滞するのも天皇陛下の本意ではないはずで
メディアもそこはあまりとりあげずにいてほしいものです。

2017年1月15日日曜日

名古屋が大雪になりがちな理由

ここ大阪は本日も晴天なりですが、京都、名古屋、
広島は雪が積もっているようです。そんな中
名古屋が大雪になりがちな理由を解説します。

東京、大阪は日本海で発達した雪雲も、
たくさんの山が防御壁となるため届きません。
名古屋は伊吹山から鈴鹿山脈だけの防御壁なので、
これを超えられると大雪になるのです。
伊吹山の手前にも山があるのでは?と思われる
かもしれませんが、福井県と滋賀県の県境の山は
雪雲は突破しやすく、逆に琵琶湖で勢力を増すため
滋賀県彦根市は日本海並みの積雪地帯となっています。
この勢力を食い止めるのが滋賀県と岐阜県の県境の
伊吹山であり、鈴鹿山脈です。壁一枚なのです。





















たとえば大阪ですと日本海から大阪までには
大江山などの山地を抜けて福知山、和田山の盆地があり
さらに山を越えると篠山、亀岡などの平野があります。
亀岡の先が京都市街なので京都、特に北大路は雪が
よく積もりますが、大阪へ抜けるには妙見山などの
能勢の山地を越えなくてはならず、大阪には届きません。

この雪雲の流れは雪だけではなく、雨も同じです。
雨雲が伊勢湾~敦賀湾を通るコースは頻繁にあります。
名古屋に都がおかれなかったのは、このような事情から
かもしれません。

2017年1月14日土曜日

意欲と義務感

先日NHKのニュース番組で大西宇宙飛行士と
漫画「宇宙兄弟」の作者小山宙也氏の対談をしていました。
大西氏は「宇宙飛行士というと外での活動などの派手な
仕事ばかりとりあげられるが、マンガで描かれていたように
宇宙船内での科学実験などで大半の時間がさかれている。
「宇宙兄弟」はそういうところをよくぞ描いてくれている」と
絶賛していました。
それに対し小山氏は
「どんなことをこれから描いてほしいですか?」
と聞き返したところ
「我々の仕事はおもしろくないものばかりですから」
と大西氏が言うと
「どんなことでも面白く書きますよ」
と小山氏は身を乗り出しました。
これが作品を創り出す人の姿勢なんだなと思いました。

以前、昔の作家は仕事に行き詰ると自殺をしていたが
最近は覚せい剤を使うようになるということを
高齢化社会」で述べましたが、作品を創り出す根本は
作り出したいという心だと思います。
売れてしまって「つくりたい」という意欲より
「つくらなければならない」という義務感が上回ると
作品は作り出せません。

これは一般的な仕事にもあてはまります。
人件費を抑えてコスト削減を目指していたため
労働者ひとりあたりの仕事量が増え、
余裕がなくなっている現在、「仕事をしたい」という意欲より
「仕事しなければならない」という意欲が上回っているのです。
来月には「プレミアムフライデー」なる金曜日の仕事を
早めに切り上げる企画を国はしていますが、
まったく空気が読めていません。
ここに「1億総活躍社会」実現のヒントがあるので
はやく国は察するべきです。

2017年1月13日金曜日

日本共産党へ時代が流れている

アメリカのトランプ次期大統領が大統領選後初の
記者会見をおこない多くのメディアで発信されています。

まず今回の会見で笑えたのは、CNNからの質問に
「おまえは黙れ!」と一方的に封じ込めて発言を
させなかった点です。自由の国「アメリカ」のトップが
自由を封殺した画期的なシーンです。これで
記者会見はツイッター状態となり、言いたい放題で
記者会見は終了です。

今回注目されたのは「経済」です。「日本を含む避難」と
日本が名指しで批判されたことに日本のメディアは
注目していますが、私のポイントはこの発言です。

「企業が生産拠点をメキシコに移した場合、雇用を生み出すことができなくなる。
国境を越えてアメリカで売ろうとすれば高い関税を支払うことになる。
海外に移転しておとがめなしは許さない」

消費税をとりやめて所得税の累進課税を増税し
若い人が高齢者の負担を背負うのではなく、
高額所得者が負担すべきと私は主張しています。
この意見に現実感がなかったり、法人税を減税する
背景には、高額所得者や企業が日本から出て行くことを
恐れているからです。
私は出て行っても税金をとるシステムを構築すべき
と過去にも呟きましたが、まさにそれをやろうと言うのです。
日本において、今の自民党政権で安倍総理以外が
総理になっても実現はできません。

現時点で、このような和製トランプは誰・・・たぶん
日本共産党の志位委員長ではないでしょうか?
フィリピンのドゥテルテ、アメリカのトランプ、
日本共産党へ時代が流れているのです。
私は左翼ではありませんが、
「できないこと」を「できること」に変えるトップが
待望されていることに間違いはありません。

2017年1月12日木曜日

Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

Mr.Children「ヒカリノアトリエ」が1月10日付オリコンの
ディリーチャート1位でスタートしました。

NHK連続ドラマ「べっぴんさん」主題歌でお馴染みの
曲です。ミスチルが好きな私はダウンロードかCDか
購入方法を迷いましたが「CANDY」のスタジオライブや
「PADDLE」のライブの入っているCDを選択しました。
Mr.Children「ヒカリノアトリエ」













で、曲の方ですが、期待以上に良かったです。
連ドラで聞いている感じではサビに印象が薄かったの
ですが、フルコーラスで聴いて感動しました。

過去は消えず
未来は読めず 不安がつきまとう
だけど明日を変えて行くんなら今、
今だけがここにある

自分の今がたまたまそんな境遇だからか、この歌詞が
特に残る部分です。
悲しい事、苦しい事があっても、明るく前を見つめたら
奇跡に巡り会えるかもしれないという希望の歌です。
落ち込んだり、悩んだりした時に聴くおすすめの曲です。

2017年1月11日水曜日

アニメの風景に大阪駅やなんば駅前がでても気づかない件

今年1月から放送の「ハンドシェイカー」というアニメは
舞台が大阪のようです。
冒頭部道頓堀のドン・キホーテで認識し、道頓堀橋も
確認するとそのあとのカットも御堂筋とわかります。
このあとフラッシュバックのように、海遊館、通天閣など
が映るのですが、意外と観光地でないところはピンと
こないことに気づきました。

























これが大阪駅のカットです。

























これが南海なんば駅駅前です。
下の方は「なんば駅」と書いているのでわかりますが、
書いて無ければ大阪の人でも気づかないかもしれません。

政治・ビジネスが東京一極集中するほどアニメの舞台は
東京に偏っていないですが、京都や神戸と違い大阪舞台の
アニメが少ないことは事実です。
しかしながら個性的な建築物が多いのは事実で
もっと大阪はアニメロケ地としての売り込みを
企画すべきだと思います。
















2017年1月10日火曜日

「南シナ海」もカードの1枚にすぎない

先日、日本の企業はトランプ氏の態度に対し
臨機応変に対応しなければならないと言いました
これは国家にもあてはまります。

ある番組で今年の政局予想をしていました。
その中で「アメリカと中国は今年衝突するか?」
という問いかけがあり多数のパネリストが「YES」
と回答しました。
その後、司会者がパネリストの一人一人に詳細を
求めたところ、全員が「南シナ海で衝突する」と
言っています。

著名なコメンテーターが揃いも揃って「南シナ海問題」
でアメリカと中国が衝突すると思っているのです。
もちろん、トランプ氏は得意のツイッターで、
「中国は我々に南シナ海の真ん中で大規模な軍事複合施設を
建設していいかどうか了承を求めたのか。私はそうは思わない」
と批判しています。
しかし、一番トランプ氏が中国に腹を立てているのは
「経済」です。通貨価値をコントロールして、安い製品を
アメリカへ輸出する中国を憎んでいるのです。
仮に南シナ海で衝突したとしても、根本はそこですから
中国がアメリカに対して安価で輸出しないことや
アメリカ製品を優先して輸入するなどの措置をとれば
トランプ政権は南シナ海を棚上げする可能性大です。
「南シナ海」もカードの1枚にすぎないのです。

中国ネット通販大手アリババのマー会長がトランプ氏と会談し
ネット通販によるアメリカ国内の雇用創出についての話を
したそうで、トランプ氏の強硬姿勢の外堀を埋める糸口は
中国も見出している様子です。
ただ中国と言う国も強硬な国なので、本質的な部分では
臨機応変に対応することはできないでしょう。
日本企業もそうです。
トヨタが5年100億ドルの設備投資を表明しましたが
具体的でなくともトランプ氏から名指し攻撃された時点で
これを言うべきでした。
日本政府も臨機応変に迅速に対処すべきです。